五輪代表に朝原ら17人追加 日本陸連
2004/06/15

 日本陸連は14日、東京都内で開いた理事会、評議員会で、アテネ五輪代表に男子短距離の朝原宣治(31)=大阪ガス、夢野台高―同大出=ら17人を新たに選出した。

 昨年の世界選手権(パリ)でメダルを獲得した男子短距離の末続慎吾(24)、同ハンマー投げの室伏広治(29)=ともにミズノ=のほか、6日に鳥取で終了した日本選手権で選考基準を満たして自動的に代表に決まった同四百メートル障害の為末大(26)=APF=ら8人も正式に承認。兵庫出身では短距離の小坂田淳=大阪ガス、神戸高塚高―京産大出=も選ばれた。3月に発表済みのマラソン6人を加え、陸上の代表は33人(男子21、女子12)となった。女子ハンマー投げで室伏広治の妹、由佳(27)=ミズノ=の代表入りは見送られた。

 7月11日の南部記念(札幌)翌日に一部の種目で追加発表。女子四百メートルリレーは同21日現在で、世界ランク16位以内に入り、出場権を獲得した場合は派遣が決まる。

 朝原宣治の話 3大会連続で選考されたことを光栄に思います。これからの時間を大切にして日本代表の名に恥じないレースをお見せできるように精進します。

 小坂田淳の話 3度目の五輪に出場できることに正直、自分でも驚いています。五輪では競技人生のすべてをぶつけるつもりで、ベストコンディションで挑みたい。

選考事情 -標準記録B突破者の扱い焦点

 日本選手権の成績を重視し、この日は新たに17人を選出した。標準記録Aの突破者で上位に入った男子百メートルの朝原らは順調に決まったが、日本選手権を制した標準記録B突破者の扱いが焦点となった。

 五輪全体の出場者数を絞るため、シドニー五輪当時より、国際陸連の標準記録のレベルが上昇。従来なら標準記録B突破では選考対象になりにくかったが、今回は「A標準に近い選手を優先。決勝進出が目安だが、短距離などレーンが限られた種目は準決勝進出レベル」(沢木啓祐強化委員長)として選んだ。

 その基準としたのが、昨年の世界ランク40位前後。男子やり投げでは27位に相当する村上が入った。女子八百メートルの杉森、同棒高跳びの近藤、同走り幅跳びの花岡、七種競技の中田はすべて30位台。男子一万メートルの大野は48位だが、五輪は1カ国最大3人の出場のため、上位にひしめくケニアやエチオピア勢の人数が絞られ、事実上の順位は上がる。

 女子ハンマー投げの室伏は今季、4メートル近く昨年までの自己記録を伸ばしている。沢木委員長は「伸び率が高いのは踏まえている」としたが、昨年の50位にも入らず、今回は漏れた。

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