新谷が逆転V 高校陸上近畿予選女子400m
2004/06/18
女子四百メートル決勝 56秒13の好タイムで優勝した新谷梨紗(撮影・三浦拓也)
陸上の第57回全国高校対校選手権(インターハイ)近畿地区予選は17日、大津市の皇子山総合運動公園陸上競技場で開幕。第1日は男女5種目の決勝などを行い、女子四百メートルは新谷梨紗(神戸龍谷)が56秒13の好タイムで2位の城野麻衣(京都・西城陽)に逆転勝ちした。
男子走り幅跳びは、石井孝行(関学)が7メートル27の自己最高記録で頂点に立った。同ハンマー投げは広瀬裕人(滋賀・東大津)が60メートル34の大会新で制し、兵庫勢では藤野貴大(日生第三)が2位、市浦友也(北条)が4位に入った。
各種目の上位6位(混成と競歩は3位)までが8月2日から始まる島根インターハイに出場する。
底力、「本気」の決勝で証明 新谷
ヒロインは大外の第8レーンにいた。女子四百メートル決勝。序盤から快調に飛ばした新谷は、スピードを落とさずに城野(京都・西城陽)を最後の直線で逆転。わずか0秒13差でかわし、優勝のゴールに飛び込んだ。
他の選手が視界に入らないコース。だが、新谷は「そんなことは気にならなかった。もうラスト1本なんで、自分のペースで行った」と満面に笑みを見せた。
予選、準決勝と、やや重たそうな走りでやきもきさせた。県総体で初の56秒台をマークし、近畿は真価が問われる場でもあったが、「決勝だけ本気だったみたいですよ」と宇高監督。暑さと柔らかいトラックも何のその。周囲の予想を上回る快走で、見事に島根行きの切符を勝ち取った。
「昨年までは絶対に嫌だった」四百メートルだが、春から記録が大幅に向上し、すっかり板についてきた。「決勝進出を目指して頑張りたい」。右腕にカラフルなミサンガを巻いた2年生は、はにかみながら未知の舞台に胸を躍らせていた。(金海隆至)
低い重心で好ジャンプ 男子走り幅跳び石井
男子走り幅跳び優勝の石井は、2・0メートルの追い風に恵まれた2回目に7メートル27の大ジャンプ。「そんなに浮いた気もしなかったのに、びっくりした」と心地良さそうに振り返った。
「今まではつま先から入ってつぶれていた」と、かかとでしっかり踏み切り板をとらえるイメージを高めて試合に臨んだ。有効跳躍4回のすべてが7メートル台で、低い重心から好ジャンプを連発。6回目には7メートル25もマークした。
1年時の高知国体で3位に入ったが、記録は7メートル05止まり。昨年の総体は左足のけがで棒に振った。目を覚ましつつある天性のジャンパーは「全国まではあと1カ月練習できる。7メートル50は跳びたい」と、意欲をみなぎらせていた。
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