日本ジュニア陸上 楊井・男子100m粘って3位
2004/06/28

男子100メートル決勝 10秒85で3位に食い込んだ関学高の楊井佑輝緒(撮影・峰大二郎)
 陸上の世界ジュニア選手権(7月・イタリア)代表選考会を兼ねた第20回日本ジュニア選手権最終日は27日、神戸市のユニバー記念競技場で男女16種目の決勝などを行い、男子の十種競技は池田大介(大阪・太成学院大高)が7145点のジュニア日本新記録で優勝した。

 昨年の世界ユース代表・佐分慎弥(神奈川・荏田高)が10秒74で制した同百メートルは、楊井(やない)佑輝緒(関学高)が10秒85で3位に食い込んだ。女子四百メートルは丹野麻美(福島大)が54秒11で、七種競技は安田地中海(奈良・添上高)が5146点で、それぞれ大会記録を塗り替えて優勝。

 兵庫勢は、女子三段跳びの片山恵実(兵庫県立大)が12メートル06で2年連続2位、男子円盤投げ(1・75キロ)の蓬田(よもぎだ)和正(姫路商高)が47メートル41で2位に入った。

中盤加速 出遅ればん回

 男子百メートルで楊井が10秒85の地味なタイムながら、しぶとく3位。優勝した中学時代からのライバル、佐分(神奈川・荏田高)が8月のインターハイ一本に専念するようで、「もしかしたら世界ジュニアに行けるかもしれません」とうれしそうな笑みをたたえた。

 決勝は佐分と昨年のインターハイ覇者、塚原直貴(東海大)に挟まれた第6レーン。スタートは出遅れたが、焦りを抑えて中盤以降の加速につなげた。11秒台にとどまった予選を終えて、「脚をもっと柔らかく使え」とアドバイスを送った伊東浩司氏は「少し修正しただけですけど、あの子は持っているものがすごいんで」と感心していた。

 インターハイに向けては「疲労を抜いて、もう少しタイムを上げていきたい」と危機感を募らせた楊井。冬場に背筋、でん部の筋肉を鍛えたおかげで、走りの土台は固まってきた。神経を研ぎ澄まし、夏の爆発に懸けたい。(金海隆至)

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