J1神戸、序盤に落とし穴
2004/08/30

神戸―新潟 後半16分、神戸のFWエムボマがゴール前でパスを受けるが、相手守備に囲まれる(撮影・山崎 竜)
 今季初の連勝を狙った神戸は、序盤の3失点が響いて3―4で敗れた。前半22分にホルヴィのパスから平瀬、後半44分には播戸とエムボマがゴールを挙げたが、一歩及ばなかった。

      ◇

 終了間際に見せた播戸とエムボマの連続ゴールは、ふがいない試合内容にも、席を立たず声援を送った神戸のファンに、せめてもの罪滅ぼしとなっただろうか。

 前半14分までに3点を失う展開に、ハシェック監督は「失望した。言い訳できない。集中力のなさがすべてだ」と怒りをあらわにした。

 今季初の連勝をと意気込んで臨んだはずが、勝ち慣れていないチームの弱さが出た。試合開始わずか47秒での1失点目は、DFラインが引き過ぎてしまったため、山口にフリーでミドルシュートを許したもの。前半3分の2失点目はCK時のマークの甘さから。今季、幾度も苦い思いをしたパターンで、あっさり主導権を譲った。

 前節、柏に3―0で快勝したが、勢いをつなげられない。5月にも清水に5―1と大勝した直後のG大阪戦で、前半4分までに2失点している。浮ついた気持ちがあったと言わざるを得ない。

 2点を追う後半39分には薮田がペナルティーエリア内でボールを持ち過ぎ、奪った寺川を倒してPKを献上。決勝点を許した。

 平瀬は移籍後初ゴール、エース播戸は今季9得点目、エムボマは2試合連続得点と話題には事欠かないが、素直に喜べない。

 後半、攻守に1対1の強さを発揮したホージェルは「後を追いかける展開は本当に難しい」とため息を付いた。「立ち上がりは鬼門」(反町監督)という新潟に圧倒された、その事実を重く受け止めなければならない。(小川康介)

[ 閉じる ]
Copyright(C) The Kobe Shimbun All Rights Reserved