関学大・寺田が挑戦 10月3日世界ハーフマラソン
2004/09/28
芝生のゴルフコースの上を走る寺田恵=兵庫県加東郡東条町、東条ゴルフ倶楽部
アテネ五輪女子マラソン金メダリストの野口みずき(グローバリー)、女子マラソン世界記録保持者のポーラ・ラドクリフ(英国)…。陸上女子長距離界で、きら星のごとく活躍するランナーはここから巣立った。10月3日に開かれる世界ハーフマラソン選手権(ニューデリー)に、関学大2年の寺田恵が出場する。男女各5人の日本代表のうち、寺田以外は全員が20歳以上の実業団選手。「学生とか、年下とかはいいわけにしたくない」と、19歳はつかんだチャンスを最大限に生かすつもりでいる。(金海隆至)
次代のホープを育てようと、日本陸連が今年から女子代表に限って設けた唯一の学生枠に、7月の日本インカレ五千メートル、一万メートルでともに3位に入った寺田が決まった。ハーフマラソンは今年3月に1時間10分53秒をマークしているが、「選ばれるとは思いもしなかった」と驚く。
今季は3月中旬の世界クロスカントリー選手権で初の国際舞台を経験。4月からは同じ県西宮高の卒業生で、関学大OBの筧靖夫・東条ゴルフ倶楽部社長(67)の理解もあり、土、日曜は同ゴルフ場で練習できる幸運にも恵まれた。
ツアーがすべて出回る午後2時半以降、長いときで約90分、20キロ近い距離を芝生のコースの上で走り込んできた。起伏がある分息は上がりやすいが、「リズムに乗れば走りやすい」といい、「自然と脚の筋肉が付くし、心配機能も上がる」と効果を話す。
7月末から8月下旬にかけては、県西宮高の先輩、坂本直子が在籍する天満屋合宿に参加し、米国ニューメキシコ州アルバカーキなどで高地トレーニングを積んだ。充実した日々を送り、アテネ五輪の女子マラソンも勝負どころとなった25キロ付近で観戦。「どの選手もきついはずなのに、命懸けで走っている」と心を打たれたという。
昨年の世界ハーフで、日本女子は上位3選手の記録を加算して争う国別対抗で2位に入った。本番は高温多湿の気候が待ち構えるが、寺田は「上位選手に付いていって、私も貢献できる走りがしたい」とレースを待ち遠しそうにしている。
[
閉じる
]
Copyright(C) The Kobe Shimbun All Rights Reserved