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震災12年 人気の防災グッズと非常食
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2007/01/17
進む多様化・高付加価値化/携行は2食を目途に
ピラフや五目ご飯、肉じゃが、ポテトサラダ、きなこもち…。東急ハンズ三宮店(神戸市中央区)防災用品売り場には、約六十種類の非常食がずらりと並ぶ。ここ一年ほどで種類が急増し、味や調理の簡便性も向上してきているという。 中でも人気なのは、炊き立てご飯の水分を完全に飛ばし、三―五年保存できるアルファ米。白飯のほか、赤飯やおかゆなどバラエティーに富んでいる。少量の水か湯を加え、十五分から一時間置けばできあがり。商品の多くは、アルミ製の袋に入った形で売られることが多いが、この袋は深さがあり、ファスナーも付いているため、食器や保存袋として使い回せる点もうれしい。売り場担当の幸村直行さんは「高齢者や病人も食べやすい。特におかゆは体が温まるので好評」。 ◇ 非常食は、救援物資が届き始めるまでの三日分は各自で用意したいところ。ただ、東急ハンズ三宮店の幸村さんはこうアドバイスする。「非常用袋に入れるのは一、二食分が目途(めど)。身軽にして、残りは自宅の安全な場所に保管しておいて」。さらに、普段使っているペットボトル水や缶詰、レトルト食品も一―二年、保存できるとし、「本格的な非常食より割安なので、常備しておけば、いざというときに安心」と話す。 ◇ 乳児用ミルクや食物アレルギー対応の非常食も登場している。セックコーポレーション(大阪府摂津市)などが、阪神・淡路大震災を教訓に開発した「愛のミルク」は、粉ミルクと滅菌水、ほ乳カン、発熱体などがセットになっているため、簡単に温かいミルクを作れる。永谷園(東京)の卵や牛乳など五大アレルゲンを除いたレトルトカレー。新潟県中越地震の際に重宝された商品という。これらはインターネットによる販売が中心になっている。 非常用品も続々
防災グッズで、まず準備したいのが地震を想定した家具転倒防止器具だ。 定番は、家具上部と天井の間に設置するポールだが、神戸ロフト(神戸市中央区)の一番人気は家具と床の間に敷くゲル状のマット。「耐久重量によって価格が八百円台―二千円台で、求めやすい」と同店。 大きな揺れでは、たんすだけでなくテレビなどの電化製品も凶器になるので備えが必要。ただ、器具によって床面に凹凸がある場合やつり天井には不向きなものもある。せっかくのグッズが無駄にならないよう購入前に確認したい。 このほかガラスの飛散を防ぐシートや食器棚の扉が開かないようにするストッパーも。生命を守るためにもぜひ用意を。 ◇ 逃げ出す際に持ち出す非常用品は近年、新商品が続々と出ている。 同店が「関心の高さでは一番」と話すのは多機能ライト。ラジオやサイレン、携帯電話の充電機能付きで、手回しや太陽光で発電するものなど種類も多彩になっている。 遊び心に富んだ非常用袋も登場した。雑貨メーカー「ほんやら堂」(群馬県高崎市)が今月発売した「おやすみ羊の防災セット」。愛らしいヒツジ形で、普段は枕やクッションとして使え、災害時には頭きんと肩がけのかばんになる。軍手や笛、圧縮タオルなど六―七点入りで、「部屋にも飾っておけ、どこにしまったか忘れることがない」と同店。日ごろから防災を意識するきっかけにもなりそうだ。 | |||||
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