神戸新聞社は阪神・淡路大地震から1年余の1996年7月、神戸ハーバーランドに新社屋となる神戸情報文化ビルを完成させました。このビルは兵庫県下最大のマスコミ本社としての情報受発信拠点になる一方、コンサートのほか、講演、演劇、舞踊などにも利用可能な多機能ホールを4 - 6階に併設しました。
ホールは世界に開かれた国際港「KOBE」にふさわしい芸術・文化の創造と振興を理念として設立され、神戸新聞社初代社長・松方幸次郎の名を冠して「神戸新聞松方ホール」と命名されました。美術収集「松方コレクション」は世界的に有名ですが、文化の国際交流によって日本文化の発展・向上を果たしたいという松方幸次郎の精神を受け継いでいきたいとの願いからです。
1996年11月に財団法人神戸新聞文化財団の設立が認可され、松方ホールの管理運営を神戸新聞社から受託するほか、質の高い音楽会の開催、新進音楽家の育成援助等を基本に事業を展開しています。
舞台は客席より70センチの高さなので最前列の席でも圧迫感は少なく感じらます。音楽公演には音響反射板を使用し、シンポジウムや講演会などクリアな音が必要なら、残響可変装置で1.2秒から1.9秒間で自在に調節が可能です。
自然木をふんだんに使い、音響効果を最も重視した設計。 波をモチーフにした内壁、星空をイメージした天井照明など自然を意識しています。 音楽中心の多目的ホールとしてベストな音響効果を発揮するシューボックス・スタイルで最高水準の アコースティックサウンドを楽しめます。 ゆったりとした座席は1階576席、2階130席の計706席です。
海に向かう壁一面をガラス張りのサンテラス風に仕上げ、自然光を取り入れています。 港町ならではの景色を前に、開演前や幕間にくつろげる空間です。 また深い紺色と白の色合いのじゅうたんは、鳴門の渦潮の衛星写真をもとにしたデザインです。 2階席への階段からながめると、豪快で壮大な渦を作り出す鳴門の渦潮に出会えます。
また、若手の音楽家によるホワイエコンーサートもここで開催されます。好評のシリーズです。バーカウンターやお客様のお荷物をお預かりするクロークなども備えています。
ホワイエ西側にある屋外のスペースで船のデッキをイメージして作られています。
デッキから神戸大橋や港への船の行き来をながめ、海風にあたると、イメージ通り、船上にいる雰囲気を味わえます。
