公演スケジュール

2012年5月17日(木) 開場18:30 開演19:00

世界に飛翔するヤングアーティストシリーズ
岡崎慶輔&伊藤 恵デュオ・リサイタル

≪メッセージ≫
世界に飛翔するヤング・アーティスト・シリーズ
「岡崎慶輔&伊藤 恵デュオ・リサイタル」に寄せて
                        岡崎慶輔

ピアニストの伊藤恵さんとは、2005年ミュンヘン国際コンクール優勝を機に、たびたび、共演の機会を頂いていますが、伊藤さんとのデュオでは、お互いに演奏する中で共感し合い、自然に音楽のやりとりが出来る喜びがあります。いつも温かいサポートを頂き、共演の度に新しい発見があり、大変勉強になります。2008年伊藤さんとの初めてのCD「クロイツェル&フランク」では、ご当地神戸新聞松方ホールで録音を行ないました。とても音響が素晴らしく、温かい雰囲気のホールで、「いつか是非リサイタルを!」と願っていましたので、今回、嬉しく思います。
 プログラムの前半は、ストラヴィンスキーのバレエ音楽「プルチネルラ」からヴァイオリニスト サミュエル・ ドゥシュキンの協力を得てヴァイオリンとピアノのために編曲され、大変リズムに富んだ親しみやすい作品の 「イタリア組曲」。続いて、ピアノとヴァイオリンの織りなす壮大でドラマチックな要素を持つR.シュトラウスの「ヴァイオリン・ソナタ」。この曲は、R.シュトラウス23歳の作品で唯一のヴァイオリン・ソナタですが、私自身が17歳でドイツに留学した頃に、初めて出会い、強い共感を覚えて、今日まで慣れ親しんでいる愛奏曲の一つです。
 そして後半は、シューベルト30歳の時の作品で、彼の数少ないヴァイオリン曲の中でも特筆される名曲の「幻想曲」。この曲は、あたかも人生の”光と影“を投影するかのようなシューベルト特有の美しく格調高い音楽の世界に深く心を引き込まれます。そして、最後は、私が10代のはじめの頃から親しみ弾き込んできた、ラヴェルの「ツィガーヌ」(フランス語で「ジプシー」)。冒頭から独白のような長いカデンツァで始まり、次第にロマの人々(いわゆるジプシー)の祈りのリズムや抑揚の中で、ピアノとヴァイオリンが融合しつつ、やがて迎える劇的なフィナーレがとても印象的な曲です。
5月の演奏会では、多くの皆様にお目にかかれるのを楽しみにしています。

出演 岡崎慶輔(ヴァイオリン)
伊藤恵(ピアノ)
曲目 ストラヴィンスキー:イタリア組曲
R.シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ変ホ長調
シューベルト:幻想曲ハ長調
ラヴェル:ツィガーヌ
料金 [全席指定] 
¥4,000 友の会¥3,500

    Lコード:51784

プロフィール 岡崎慶輔(ヴァイオリン)
2005年に難関のミュンヘン国際音楽コンクールで第1位を受賞する。日本人では21年ぶりの快挙を果たす。ヴィエニャフスキ国際コンクール(シニア部門)(ルブリン)及びR.リピツァー賞国際コンクールで第1位他、数々の主要な国際コンクールで優れた成績を収める。
1979年福岡市生まれ。母親の手ほどきで4歳からヴァイオリンを始め、後にスズキ・メソードで学ぶ。
13歳でユーディ・メニューインに才能を認められる。14歳で北九州国際音楽祭に、15歳でフィンランドのクフモ室内楽音楽祭に出演する。
東京芸大附属高校を経て、ドイツに留学する。文化庁芸術家在外研修員。浦川宜也、ザハール・ブロン、イゴール・オジムに師事する。ベルン音楽大学のソリスト・ディプロマ課程を首席で卒業し、Eduard-Tschumi-Preisを受賞。更に、ベルリン・フィル・カラヤン・アカデミーでサイモン・ラトル、安永徹、ガイ・ブラウンシュタインの下、幅広く研鑽を重ねる。
また、同楽団の元名コンサートマスターのミシェル・シュヴァルベやヘルマン・クレバースの薫陶を受ける。
19歳でユストス・フランツ指揮フィルハーモニア・ハンガリカとのドイツ・デビューを果たす。 これまでにバイエルン放送響、サンクトペテルブルク・フィル、ベルン響、ミュンヘン室内管、スロヴァキア国立コシツェ・フィル等と共演。特に2005年ミュンヘン国際コンクール受賞記念演奏会での、ヤコフ・クライツベルク指揮バイエルン放送響との共演は聴衆の絶賛を浴びると共に、その模様がドイツ国内外に配信され、大きな反響を呼んだ。
 国内では秋山和慶、小林研一郎、大友直人、小泉和裕、高関健、梅田俊明、湯浅卓雄等の指揮者の下、東響、日本フィル、群響、東京都響、読売日響、九響、名古屋フィル、神奈川フィル等主要なオーケストラと共演し、絶賛を博す。また、2008年のG8議長サミット記念コンサートで広島響と共演し好評を得る。
2006年に英国を代表する現代音楽グループBCMGと、同国の作曲家モーガン・ヘイズによる委嘱作品の世界初演を果たし、絶賛を浴びる。また、ラインガウ音楽祭(ドイツ)、チェスキー・クリムロフ国際音楽祭(チェコ)、ジノ・フランチェスカッティ国際音楽祭(フランス)等にも招かれて好演する。国内外でのリサイタル・室内楽等にも多数出演し、好評を得る。特に、2006年北九州国際音楽祭や2008年武生国際音楽祭におけるピアニスト伊藤恵とのデュオ・リサイタルは絶賛を浴びた。また、同年には、細川俊夫作品を含むバッハから現代曲までの初の無伴奏リサイタルを行ない、話題となった。
近年、ミュンヘン国際コンクール優勝者及びベルリン・フィル奏者で創設された「Aurata-Quintet Berlin(金の鱒)」のメンバーとしても、ドイツ他ヨーロッパ各地で演奏を行い、2008年12月の日本でのデビュー公演は成功を収めた。
透明感溢れる美しい響き、繊細で多彩な表現力は、高い評価を得ている。
2000年にCD「デビュー!」をリリース。2008年フォンテックよりリリースされた伊藤恵(Pf)とのデュオ「クロイツェル&フランク」が各誌で絶賛され、2010年には「DUO2」をリリース。ベートーヴェンとシューマンのソナタを収録し、高く評価されている。
2010-2011年シーズンより正式にチューリッヒ歌劇場のコンサートマスターに就任した。
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