文化
新人登竜門の賞獲得 上方落語、明石の桂阿か枝さん
軽快な語りで会場を沸かせる桂阿か枝さん=2月7日、明石市太寺2の高家寺 |
明石出身、在住の落語家桂阿(あ)か枝(し)さん(37)が、一月に開かれた「第14回新進落語家競演会」で最上位に当たる新人賞を受賞した。上方落語界で新人の登竜門とされる権威ある賞の一つ。落語界の大御所が出演する「上方落語名人会」(四月三十日)への切符を手にしたが、「まだまだ発展途上」と向上心は衰えない。
同競演会は上方落語協会などが主催し、推薦された入門十年前後の落語家八人が得意の演目で競う。阿か枝さんは、故五代目桂文枝さんの最後の弟子として一九九六年春に入門。三年前は、次点の新人奨励賞だった。
今回の競演会で披露した演目は、商家のでっちが間の抜けた応対を繰り返す古典「金明竹(きんめいちく)」。表現を抑え、登場人物の役柄を演じることに徹したといい、「賞を取ることを意識しすぎた前回に比べ、普段着の自分で演じられた」と振り返る。
早速、「固すぎるお前にはなし家は向かん」と叱咤(しった)しつつ、行く末を案じてくれた師匠の仏前に報告した。「師匠の教えを受け継ぎながらも、自分なりの口調や、阿か枝らしいな、と言ってもらえる落語を完成させたい」と抱負を語る。
三月八日午後二時から、明石市生涯学習センターで開かれる「明石駅前寄席&パフォーマンス」に出演する。五百円。同センターTEL078・918・5603
(大月美佳)
(2/19 14:35)

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