文化
六甲山の名建築、ヴォーリズ山荘を公開
ガラス張り窓で、開放感あふれるリビングルーム=いずれも神戸市灘区六甲山町北六甲 |
4日から公開されるヴォーリズ六甲山荘 |
六甲山の歴史を今に伝える「ヴォーリズ六甲山荘」(神戸市灘区六甲山町北六甲)が四日から公開される。米国出身の建築家ヴォーリズ(一八八〇-一九六四)による設計で、特定非営利活動法人(NPO法人)アメニティ2000協会(清水彬久理事長)が購入した。保存状態が極めてよく、当時の山荘建築の特徴が随所に見られる。
一九三四年、六甲山の旧外国人別荘地に関西学院大教授の小寺敬一氏が山荘として建設。七五年以降、甲南女子大の研修所として使われたが昨年春、保存・公開するため、同協会が市民から資金を募り購入した。国の登録有形文化財。
敷地面積は約二百六十平方メートル。リビングは北、西向きにガラス張りの窓をしつらえ、前庭を一望できる。御影石の暖炉の床には京都の泰山タイルが張られ、天井の梁(はり)は、松材におのの跡を残し、山小屋の雰囲気を出すなど凝った造り。ほかにも、かまどの残る厨房(ちゅうぼう)、五右衛門風呂の浴場や調度品の数々から当時の暮らしがうかがえる。
同協会の市川武さん(68)は「材木は最高級品を使い、簡素だがしっかりとした造りで、山荘建築の特色がある。周辺の自然を楽しみながらゆっくり過ごして」と話す。
十一月まで。土日祝日の午前十一時-午後四時(入場は三時半まで)。入館料五百円。十五人以上の団体は、平日でも見学できる(要予約)。同協会TEL0797・35・2181
(大月美佳)
(4/3 10:37)

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