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文化

インド音楽通して音楽創造を 神戸のグループ 

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「多くの人にとって音楽は『聴く』もの。今回の試みを通じ、表現の手段であることも伝えたい」と語り合う中川博志さん(右)と下田展久さん=神戸市中央区、上屋Q2

 新しい自由な音楽を生み出す土壌をつくろうと、神戸で活動する芸術家らのグループ「C.A.P.」が五月から新企画を始める。インド音楽の演奏・研究の第一線で活躍するHirosこと中川博志さん(59)が、アジア諸国の音楽を専門とするゲストを迎え、演奏と対話を通じて音楽の可能性を広げる試み。「西洋とは全く違うシステムを持ち、日々、新しいものが生まれるインド音楽をレンズにして、本当の意味での『自分たちの音楽』を創造するヒントを見つけたい」と意気込む。(新開真理)

 中川さんは、インドの横笛であるバーンスリーの奏者。ベナレス・ヒンドゥー大でインド音楽理論を学び、現在は神戸を拠点に国内外で活動。大学でも教えている。

 「学生たちはいろいろな音楽を聴いているのに、日本独自の音楽とは何か、語れない。明治以来、ヨーロッパの音楽観に基づいた教育を受け、西洋音楽に囲まれてきたが、行き詰まっている」と感じたことが今回の企画に結びついた。

 インド音楽は紀元前数百年ごろには既に記録に登場し、理論体系も整っている。和音という考え方がなく、即興演奏が基本であるなど西洋の音楽とは大きく異なる。また「一つの音が変化しながら発展していく。豊かな魅力がある」という。

 グループのディレクター下田展久さん(51)は「タンゴやレゲエもいろんな文化がぶつかり合って生まれた。アジア各国の音楽と共通項の多いインド音楽に触れ、伝統を踏まえた上で実験を重ね、『自分たちの音楽』を生み出すきっかけを見つけたい」と期待する。

 新シリーズ「インド音楽のレンズを通して見えてくるアジア的音楽の可能性」は隔月開催。会場はいずれも神戸市中央区新港町のSTUDIO Q2。料金は前売り2000円(当日は500円増)の予定。予約はTEL078・959・7707

 日程、テーマ、ゲストは次の通り。

 【第1回】5月23日19時=「日本の笛とインドの笛」。篠笛奏者の森美和子さん

 【第2回】7月25日=「インドネシアの笛、スリンとインドの笛」。バリ音楽家の小林江美さん

 【第3回】9月(日は未定)=「声明とインドの音楽」。浄土宗声明グループ「七聲(しちせい)会」

 【第4回】11月21日=「自然倍音によるホーミーとインドの音階」。ホーミー演奏家の岡林立哉さん

(4/16 11:20)


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