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平日も大勢の温泉客でにぎわう城崎温泉街=豊岡市城崎町湯島
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平日も大勢の温泉客でにぎわう城崎温泉街=豊岡市城崎町湯島
湊かなえさん
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湊かなえさん

 淡路島在住の作家湊かなえさんが、かつて志賀直哉(1883~1971年)ら多くの文豪が訪れた兵庫県豊岡市の城崎温泉街を舞台に新作小説「城崎にかえる」を書き下ろす。地元の若手旅館経営者らでつくる出版企画のNPO法人「本と温泉」の依頼を受けた。2016年中に完成し、同温泉街のみで限定発売する。(若林幹夫)

 同NPO法人によると、仕事に疲れた女性が城崎を訪れ、母親との思い出を振り返る物語。実家などゆかりがなくとも、城崎が心のよりどころとなったのはなぜなのか、をつづるという。

 湊さんはデビュー作「告白」で本屋大賞を受賞。小説家になる前から、毎年冬に城崎温泉を家族で訪れているという。「城崎は大切な場所。自分が肌で感じている良さを、物語を通じて一人でも多くの人たちに伝えられるよう、頑張りたい」とコメントを寄せた。

 同法人は13年、志賀の城崎温泉来訪100周年に合わせ、「文学のふるさと」を発信しようと設立。これまで志賀の代表作「城の崎にて」の改装版や、人気作家万城目学さんの書き下ろし短編「城崎裁判」を温泉街限定で出版した。

 志賀が定宿としていた旅館「三木屋」の10代目当主で同法人理事の片岡大介さん(34)は「城崎が湊さんにどう映るのかが期待です」と話している。

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