阪神・北摂
義肢装具の技術を母国へ タイの研修生 三田
コルセットの制作風景を見つめるスクトムヤさんとシャランポさん(右から)=福島 |
日本で義肢装具の製作技術などを学ぼうと、タイの大学から女性二人が二日、三田市福島の神戸医療福祉専門学校三田校(澤村誠志校長)で研修を始めた。母国にない素材や設備も多いといい、真剣な表情で授業に臨んでいる。(松本寿美子)
タイの国立マヒドン大学シリンドーン義肢装具学校を卒業し、同大で教員助手として働くワサコン・シャランポさん(25)と、サシトン・スクトムヤさん(25)。
同校はタイで義肢装具製作を学べる初めての大学として、澤村校長らの働きかけで二〇〇二年、日本財団などの援助を受けて設立された。
タイは道路事情が悪く、交通事故で身体に障害を負う人が多い。一方、義肢装具士は少なく、養成が急務となっている。二人は〇六年春に卒業した第一期生で、今後タイの義肢装具分野の担い手として期待されている。
今回は、国際ロータリークラブ兵庫地区の仲介で来日。先月二十六日から県立総合リハビリテーションセンター(神戸市西区)で学び、三田では五日まで実習する。
この日は、頚椎(けいつい)を損傷した人らが装着するコルセットの製作実習に参加し、学生らの作業風景を見学した。シャランポさんは「タイと違い学生が多く、設備も大きい。整形靴科もある。いつか日本語を覚えて学びに来たい」。スクトムヤさんは「タイにはない歩行分析室が楽しみ。装具の素材や教育方法も異なるので、しっかり見て帰りたい」と話していた。
(2/3 10:45)

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