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阪神・北摂

買い物客「活気なかった」 宝塚三セク破産 

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運営会社が破産手続き開始の決定を受けた「アピア1、2」=宝塚市逆瀬川1

 阪急逆瀬川駅前の商業施設「アピア1、2」を運営する宝塚市の第三セクター「宝塚まちづくり会社」が、神戸地裁から破産手続きの開始決定を受けていた問題で、市幹部の会見が行われた二十八日、今後の見通しが不透明なまま、アピア1、2は通常通り営業した。商店主らは一様に困惑した表情を浮かべたが、中には「数カ月前から破産のうわさはあった」と冷静に受け止める声も聞かれた。

 市によると、同三セク破産の影響を受ける可能性があるのは、全百四十七店舗のうち、三セク所有の床を借りる計六十五店舗(二〇〇八年末現在)。担当部署には、商店主から「営業は続けられるのか」などの問い合わせが十件程度あったという。

 背景には、店舗誘致が難航し、当初計画通りに賃料収入が得られなかったことがある。昨年四月の新装オープン時には全体の14・7%だった空き床は、昨年末には21・2%に増加。さらに、年間の経常利益も、当初は四千六百万円の黒字を見込んでいたが、昨年九月には一億八千四百万円の赤字に下方修正した。

 道路をはさんで隣接する商業施設「アピア3」は民間企業が運営しており影響はないという。

 この日、アピア1、2は通常通り営業。アピア1には、親子連れやお年寄りらが訪れていた。

 商店主らは不安な表情を浮かべながら「何も言えません」と言葉少な。紳士服店の男性店長は「経営状態が悪いと聞いており、こうなることはうすうす感じていた。市がきちんと管理すべきだった」と不満を漏らした。

 本を買いに来た六十代の主婦=同市安倉南一=は「欲しいものが一度にそろえられない」と店舗配置の不便さを訴え、「(西宮に昨年十一月にオープンした)阪急西宮ガーデンズの影響もあるのでは」と指摘した。

 アピアの前をよく通るという主婦(80)=宝塚市伊孑志三=は「たまに入ると、今まであった店がなくなって、空き店舗になっていた。以前よりも活気がなくなってきたような気がする」とさみしそうに話した。

(切貫滋巨、山下智寛)

(3/1 12:19)


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