阪神・北摂
蘭学者・川本幸民の生涯舞台化 三田の脚本家
完成した脚本を手にする中畑さん=三田市内 |
三田の蘭(らん)学者、川本幸民(一八一〇-七一年)の生誕二百年に当たる来年、脚本・演出家の中畑八郎さん(65)=三田市中央町=が、幸民の生涯を描く演劇「ええお日和(ひより)やなぁ」を上演する。子どものころから幸民に親しみを感じていた中畑さんにとって、構想約三十年に及ぶ待望の芝居。市民からも出演者を募り、今年七月からの三田演技塾で芝居を教えるといい、「三田の魅力を市民の手で発信したい」と意気込んでいる。(本田純一)
幸民は江戸時代末期、日本で最初にビールを醸造したことで知られ、「日本の近代化学の祖」とされる。三田出身の中畑さんは、幸民の業績を演劇にするのが夢だったという。
今年一月に完成した脚本では、幸民が江戸に遊学してから亡くなるまでを描いた。蘭学を学びたいと藩主に直訴したり、ビールを造ったりするシーンも盛り込み、薩摩藩主の島津斉彬や蘭学者の緒方洪庵らも登場する。
出演者は三十-四十人を予定。一般市民は三田演技塾の塾生となり、発声や振る舞いなど芝居の基礎について、日本舞踊や殺陣の専門家らから指導を受ける。中畑さんは「幸民は三田が生んだ知られざる偉人。演劇を通じて郷土の役に立ちたい」と話している。
レッスンは週に一、二回、一日一時間半。本番に盛り込まれないエピソードを演じる中間発表会もある。先着三十人。年齢や男女は問わない。受講料は月一万円。中畑さんTEL090・8888・5084
(3/6 11:55)

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