経済
「人員削減せず」佐藤次期社長会見 神戸製鋼
質問に応じる神戸製鋼所の佐藤廣士次期社長=東京都中央区 |
四月一日付で神戸製鋼所の十九代社長に就任する佐藤廣士副社長(63)が二十五日、東京都内で会見し、「組織や(社員の)意識の壁を取り除く『バリアフリー』を進め、ものづくり力を押し上げたい」と抱負を語った。社長交代の原因となった地方議員後援会への違法な寄付行為への反省も強調し、法令順守(コンプライアンス)を徹底する決意もあらためて示した。
佐藤副社長は、一九七〇年の入社から二十五年間にわたって研究職を務めた点にふれ、「(研究は)重要な課題を見つけ、最適な経営資源をつぎ込む。こうした点は経営に通じる」とかじ取りに自信をみせた。
法令順守については「会社の文化、価値観までさかのぼり、原因を追究する」とし、社外の専門家らによる委員会が五月に具体策を示すという。
このほか、今後の鋼材の需要見通しについては「自動車向けはまだ底が見えない」と説明。一方、「自動車は必需品だ。鉄の軽量化技術とアルミを組み合わせ、ハイブリッド車や電気自動車向けの需要拡大に力を入れる」と述べた。
また、雇用の先行きについては「社員は製造技術を継承し、景気回復時の重要な戦力」として、当面は一時帰休を続け、人員削減はしない方針を示した。(高見雄樹)
(3/26 10:17)

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