経済
学童保育に塾のノウハウ チャイルドハート
チャイルドハートが運営委託された保育園=神戸市中央区三宮町2、神戸三宮キッズバルーン |
保育園運営のチャイルドハート(神戸市西区)は四月から、進学塾大手の浜学園(西宮市)の自習システム「はま道場」を採り入れた学童保育を、三宮センター街(神戸市中央区)など三カ所で始めた。児童らは教材で漢字、計算などを学ぶほか、保育士らも指導方法などの研修を受ける。また、同ハートは年内を目標に、ベトナムでの幼稚園事業を計画している。(阿部江利)
放課後に児童を預かる学童保育施設の不足が深刻化していることに着目した。幼児の帰宅後の保育スペースを有効活用する一方、浜学園のノウハウ導入でサービスを向上させ、共働き世帯などを支援する。保育費用は月間三十時間で一万五百円、週二回の自習費用を六千五百円と設定し、平均的な学童保育費用と同程度にしたという。
同ハートは二〇〇〇年設立。一九九二年から幼児教室を開いていた木田聖子社長(47)が、働く女性の増加や保育所不足に問題意識を持ち、神戸商工会議所のKCCI創業塾に第一期生として参加、創業した。現在、舞子(神戸市垂水区)と加古川(加古川市)の保育園や、企業内での運営受託で県内外に七カ所を展開している。
〇一年に開園した舞子では、子どもの様子をカメラで映しネットで確認できる仕組みを業界に先駆けて採用。今年三月にはこうした取り組みが評価され、社会や地域の課題解決とビジネスを両立させている代表的な企業などを選定する経済産業省の「ソーシャルビジネス55選」に選ばれた。
木田社長は事業拡大に伴う質の低下を招かないよう「国内では十カ所を上限にしたい」とし、日本企業の進出が増えているベトナムのホーチミン市で幼稚園を計画。「日本と現地での子ども同士の交流も企画してみたい」と話している。
(4/11 10:30)

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