経済
清酒、隠し味に 灘の酒蔵がカレー相次ぎ発売
灘五郷の酒蔵が販売した日本酒を使ったレトルトカレー |
灘五郷の酒蔵が、自社の酒を隠し味にしたレトルトカレーを相次いで発売している。日本酒の消費量が低迷する中、商品を多角化する戦略で、各社とも「知名度を上げたい」と力を入れている。
菊正宗酒造(神戸市東灘区)は、カレーのルーに酒かすと日本酒を混ぜ込んだ「酒蔵の酒カレー」を四百円で売り出した。もともとは、冬に住み込みで働く丹波杜氏(とうじ)のための賄い料理だが、好評のため商品化した。同社は「隠し味の日本酒で、コクとまろやかさが増した」と強調する。
辰馬本家酒造(西宮市)は、清酒を加えた「白鹿吟醸ビーフカレー」と純米酒を使った「白鹿牛すじカレー」を三百五十円で販売している。
同社は、神戸市内のカレー専門店に日本酒を販売しており、「カレーとの相性がよい」と評判がいいことから製造することになった。うま味成分のアミノ酸を多く含む日本酒を加えている。同社は「飲むだけでなく、日本酒の多様な使い方を提案したい」と話している。(井垣和子)
(5/11 10:37)

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