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 日銀がマイナス金利の導入を決め、2週間がすぎた。消費への刺激、株価上昇などが期待されたが、世界経済の不透明さを背景に株価は続落し、円高が進む。兵庫県内の預金者はあまりにも低い利息にため息をつき、「ここ数日の株価下落で100万円近く損した」と嘆く投資家も。一方、住宅ローンの金利引き下げを期待する消費者らが数字に目を凝らしている。

 ゆうちょ銀行やメガバンクが相次いで預貯金金利を引き下げ、住宅ローンの利下げにも注目が集まった。

 3年前に35年返済の固定金利型住宅ローンを年1・99%で借りたという西宮市の男性会社員(33)は、「当時『これ以上底はないやろ』と思ったが、さらに下回るとは」と驚く。ローン会社に試算してもらうと手数料を加味しても借り換えが望ましいとの結果が出た。

 神戸市兵庫区の会社役員の男性(42)は住宅ローンを月に約9万円返済し、あと15年残る。借り換えに乗り出す知人もいるといい、「自社の取引銀行から借りているので、借り換えはできないが、そうでなければ少しでも負担を抑える方法を探していたのに…」とこぼした。

 週末、株価は3日連続で下落。12日の日経平均株価の終値は1万5000円台を割り、投資家に打撃を与えた。

 3社の株を千株ずつ持つ神戸市須磨区の無職男性(67)は「ここ数日で100万円近く損をした。いいときの6割程度まで落ちた」と落胆。20年近く株への投資を続ける西宮市の男性建築士(64)も「今は我慢のとき。日本の実体経済はそれほど悪くない。マネーゲームに振り回されないようにしたい」。

 長期金利の低下は、銀行からお金を借りやすくし、企業の設備投資を促す効果が期待されていたが、中小企業の経営者らは「先行きが見えない」と慎重姿勢を崩さない。

 加古川市の機械販売会社の上月和洋代表取締役は「仕事が増えるかどうかの見通しが立たない状況では、積極的に金融機関から借り入れる経営方針は立てられない」とし、神戸市長田区でタクシー会社を経営する森崎清登社長(63)も「低金利が続くという確信はない」と話していた。

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