経済
神戸製鋼、22年3月期業績予想を上方修正 純利益400億円
神戸製鋼所(神戸市中央区)は5日、2022年3月期連結決算の業績予想を上方修正し、最終的なもうけを示す純利益が400億円(21年3月期は232億円)になるとの見込みを発表した。今年5月の純利益予想は250億円だった。新型コロナウイルス禍で停滞した米国、中国の生産再開に伴って鋼材需要が伸びたほか、機械部門を中心にコスト削減が寄与するという。
売上高予想も2兆300億円(21年3月期は1兆7055億円)に引き上げた。5月予想の1兆8700億円から大幅に上積みした。当初「未定」としていた1株当たりの中間配当は10円(21年3月期の中間配当はゼロ)を実施する。
同時に発表した21年4~6月期連結決算は、売上高が前年同期比23・8%増の4632億円。純損益は189億円の黒字(前年同期は131億円の赤字)に転換した。