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神戸

五穀豊穣、矢に託し 淡河八幡神社で「御弓神事」 

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 鎌倉時代から約800年の歴史があるとされる兵庫県重要無形民俗文化財の「御弓神事」が11日、神戸市北区淡河町勝雄の淡河八幡神社であった。射手に選ばれた高校生4人が、鬼が封印された的に向かって矢を放ち、無病息災や豊作を祈った。(上田勇紀)

 同市北区淡河町と三木市志染町の16集落から毎年、高校生や大学生の男性が選ばれる。射手は約1週間前から稽古をし、前日は近くの「不動の滝」で身を清める。公民館に一晩泊まり、神事に臨む。

 氏子や観客で埋まり、厳粛な雰囲気に包まれた境内。鳥居の裏に備えられた的に、足利国紀宮司(57)が墨で「鬼」と書き、塗りつぶした。続いて装束に身を包んだ射手が2人ずつ登場。かつては深夜の暗闇で催される神事だったため、両手で弓を掲げ、月明かりに照らして点検する‐などの準備動作をした。

 いよいよ、矢を取り出した。「ヒュッ」。射手が25メートル先の的を射抜くと、大きな拍手と歓声が沸いた。大将役の「練弓」を務めた三木北高校1年、小野兼司君(16)は「作法を覚えると面白くて、やりがいがあった」と笑顔を見せた。見に訪れた西区玉津町の主婦(72)は「見事に鬼を射抜いてくれた。いい年になってほしい」と話していた。

(2012/02/12 09:15)

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