くらし
【マスク着用の注意点は】人多い閉鎖空間で効果
新型インフルエンザの感染が拡大する中、品薄状態になっているマスク。役割と効果を正しく理解するとともに、できるだけ長持ちさせる方法を知っておきたい。兵庫県立大学看護学部の鵜飼和浩教授と荒川満枝講師への取材をもとに使用法などをまとめた。
■ガーゼ挟めば長持ち
■過信は禁物、手洗い励行を
Q マスクの役割は。
A (1)人にうつさない(2)人からうつされない-の二点。(1)は感染者が着用する。世界保健機関(WHO)も推奨している。だが、(2)の予防的着用については、科学的根拠はなく、WHOや欧米は否定的な見解を示している。
Q 予防のための着用は意味がないのか。
A そういうことではない。新型インフルエンザの感染経路は、ドアノブやスイッチなどに付いたウイルスが、手を介して口や鼻などの粘膜に触れてうつる接触感染▽せきやくしゃみ、会話の際に飛ぶつばを介してうつる飛沫(ひまつ)感染-二種類が考えられる。これは季節性インフルエンザと同じで、厚生労働省はマスクをすることで、そうした感染をある程度防げるとしている。
Q なぜ、国によって見解が分かれるのか。
A 文化や習慣の違いがあるのではないか。欧米ではもともと公衆の場でマスクをする習慣がない。日本人は、掃除や花粉症対策などで日ごろからマスクを着けることに抵抗がない。国土が狭く高い人口密度という背景から、「風邪の予防に人込みではマスクをする」という発想も浸透している。
Q マスクが品薄で手に入らない。
A マスクはあくまで予防策の一つだ。マスク以上に重要視されているのが手洗い。指先や指の間、手のひらや甲を十五秒間丁寧に洗ってほしい。マスクを過信するあまり、手洗いを怠るなど、ほかの対策がおろそかになってしまっては意味がない。
Q マスクは一日中、着けなければいけないのか。
A 公共交通機関やスーパーマーケットなど不特定多数が集まる閉鎖空間にいるときや、二メートル以内で人と会話するときには効果が望めるが、着けっぱなしでは不衛生だ。換気の行き届いた場所で、人と二メートル以内で向き合うことがないのであれば、それほど過敏になることはない。結核のように、患者と同じ空間にいるだけでうつる病気ではない。
Q ガーゼのマスクでもいいか。
A しないよりはましだろうが、不織布(ふしょくふ)に比べると効果は極めて低い。
Q 不織布製マスクは毎日、使い捨てなければいけないのか。
A 本来は毎日、使い捨てるのがいいが、品薄の現状では工夫した上で何日か使うのはやむを得ない。マスクの内側にティッシュペーパーやガーゼを挟み、こまめに替える。つばなどが直接マスクに付かないようにすれば、一日で使い捨てなくてもいい。ただ、マスクを外すときは外側の表面を触らない。湿ってきたら替えどきだ。
(5/22 15:06)

くらし
- 北播磨は“巻きずし街道” 素朴な味、ファン拡大(2/6 15:59)

- 再生医療実現へ、iPS細胞「バンク」不可欠(2/6 14:20)

- 生活習慣病予防へ尼崎市、独自実施の検診を拡充(1/29 09:18)
- 雇用不安、障害者にも 就職率「ここ5年で最低」(1/27 12:01)

- 新型インフル今後どうなる? 神戸で専門家ら講演(1/25 11:55)

- 使い方で誤判定の可能性 インフル簡易検査キット(1/25 11:52)
- 「後輩たちに伝えたい」 神戸大生が震災特集新聞(1/16 12:36)

- 季節性インフルどこへ? 「新型」出現の影響か(1/12 12:03)

- 閲覧で感染増、個人情報流出 ウイルス「ガンブラー」(1/12 11:45)

- 部屋着だっておしゃれに 女心つかんで人気(1/7 12:58)



















