くらし
「生きる方法必ずある」 神戸で自殺対策研修会
今年から始まった3月の自殺対策強化月間に合わせ、神戸市のNPO法人「多重債務による自死をなくす会」(弘中照美代表)が13日に同市内で開く研修会で、2年前、借金を苦に夫が自殺した兵庫県内の女性(59)が自らの経験を語る。12年連続で自殺者が3万人を超える中、同じような境遇に置かれた人たちに「1人で悩まないで」と呼び掛ける。
女性の夫が亡くなったのは56歳。結婚35年目の冬、練炭による自殺だった。
夫が父や兄と始めた水道工事会社は約10年前から経営が悪化、多額の借金を抱えた。やがて夫は生命保険で借金を返そうと自殺未遂を繰り返すようになり、会社で経理を担当していた女性は夫に仕事のことを相談できなくなったという。
大学生の娘が受ける奨学金まで借金返済に充てる一方、高利の金融業者から会社の運転資金を工面するなどし、借金はどんどん膨れ上がっていった。
どん底の中、警察から紹介された電話相談で泣きながら状況を訴え、司法書士を紹介された。1カ月ほど満足に寝ていない夫に「今日は司法書士の先生に話をしてくるから」と話しかけた。それが最後の会話となった。
夫の死後、貸金業者の取り立てが始まったが、司法書士やNPO法人の支援により何とか解決できた。
女性は「もっと早く相談できることを知っていれば…」との思いが消えない。だから、以前の自分と同じように1人で悩んでいる人に伝えたい。「大切な家族とともに生きる方法は必ずある」
女性が経験を語る「自殺対策官民合同研修会」は、13日午前10時〜午後5時半、神戸市中央区の神戸ポートピアホテルで。無料。申し込みはファクス078・361・7228、メールhironaka@kagerin.jp。
同会への相談は午前9時〜午後8時に、TEL080・6159・4730、または080・6159・4733
(高田康夫)
(2010/03/11 16:30)

くらし
- 「多胎児ママ」支援の輪拡大 子育ての疲労大きく(9/5 15:30)

- 映画「祝の島」 纐纈あや監督に聞く(9/4 14:48)

- 増える通報、足りぬ人員 県内児童相談所の現状(9/3 12:03)

- 「反共感」状態 脳内の仕組み、学会で発表 (9/2 12:10)
- 特養と利用者を橋渡し 大阪のNPOが10周年(8/31 11:34)

- 末期がん患者の介護保険利用 手続きの簡素化急務(8/30 11:38)
- 未公開株トラブル急増 高齢者狙い新手の手口(8/28 07:00)
- がん診療に「拠点病院」 機能充実へ県独自に指定(8/27 10:52)
- 発達障害の子と親を支援 神戸のグループが10年(8/26 12:30)

- 児童虐待 シングルマザーのつぶやき…(8/24 11:55)


















