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鮮やかな模様やキャラクターなど子どもも大喜びの「デコ巻き寿司」=伊丹市北河原3(撮影・笠原次郎)
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鮮やかな模様やキャラクターなど子どもも大喜びの「デコ巻き寿司」=伊丹市北河原3(撮影・笠原次郎)
ひな人形のデザインも。黒ごまで表情をつける
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ひな人形のデザインも。黒ごまで表情をつける

 花柄や動物、アニメ・妖怪ウオッチの人気キャラクター「ジバニャン」-。包丁を入れると、具材をパーツに描いたさまざまざな図柄が断面に現れる「デコ巻き寿司」が、主婦を中心に人気を集めている。2012年に「日本デコずし協会」(東京都)が発足。同協会認定の「マイスター」は兵庫県内でも増えてきているという。(石川 翠)

 「デコ巻き寿司」の起源は、千葉・房総半島に伝わる「太巻き寿司」とされる。冠婚葬祭に欠かせない郷土料理で、切り口に現れる図柄は芸術品のように美しい。

 そんな巻き寿司づくりを「デコレーション感覚で気軽に楽しもう」と、西宮市出身のジュエリーデザイナー恒岡恵美さん(50)=大阪市=らが同協会を設立。おかずや具材でキャラクターをかたどる弁当「キャラ弁」などが話題となる中、デコ巻き寿司の人気にもすぐに火が付いた。

 作り方はざっと3段階。まずは卵焼きやキュウリ、ニンジンなどの具材をノリで巻いてパーツを作る。次に、大判のノリの上にパーツをバランスよく積み上げ、隙間に酢飯を詰めていく。形を崩さないように丁寧に包丁を入れると完成だ。

 同協会は作り方の講師を務められる「マイスター」の講習を実施しており、認定者は現在、兵庫県内を含め全国で約300人。昨年4月にマイスターになった若生久美子さん(37)=伊丹市=は自宅を含め、阪神間など5カ所で教室を開いている。

 「料理は得意じゃないけど、工作のような楽しさにのめり込んだ」と若生さん。切ってみるまで成功か失敗か分からない難しさがある一方、色鮮やかな絵柄が広がるカットの瞬間が最も楽しみだという。人気キャラクターを開発しようと、米の分量を微調整して何度も試作を重ねる。

 教室に通う木村淳子さん(47)=同市=は「切るときにパーツがずれるなど難しいが、『作って』『見て』楽しく、『食べて』もおいしい。孫を喜ばそうと練習中」と話す。2月には桃の節句に合わせ、ひな人形づくりにも挑戦した。

 一方、恒岡さんは海外で実演を手掛けるほか、出版した本は台湾語に翻訳され、現在は英語版の準備も進んでいる。恒岡さんは「デコ巻き寿司を通じ、日本の食文化を世界に発信していくチャンス」と意気込んでいる。

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