光洋製瓦(姫路市船津町)と、兵庫県立大大学院緑環境景観マネジメント研究科2年山中康太さん(24)=淡路市=が、姫路城にも使われる「いぶし瓦」と植物を組み合わせた室内装飾に取り組んでいる。瓦が持つ素朴な風合いを植物が引き立て、落ち着いた雰囲気を醸し出す。
植物・園芸を専門とする山中さんは昨春、研究の一環で、光洋製瓦の駐車場で花壇を造った。この経験がきっかけで、瓦を使わない住宅が増え、瓦産業の窮状を知ったという。
同社が、いぶし瓦の素材を小さな正方形に切り、4日間、窯で焼いた内装用商品を考案したことに着目。大学院修了を前に、自身の研究を伝統技術の継承に役立てようと、木の上や岩などに根を張る植物との組み合わせを考えた。
小さな瓦の内装材をタイル状に組み合わせた壁の一部をくりぬき、セダムやハートカズラなどの植物を植えると、ほぼ根付いた。液体肥料入りの水を約2週間に1回、スプレーで少量吹くだけで十分育つという。今後、植栽場所を自在に変えることができるように改良を目指す。
姫路市本町のギャラリー「風の道 雨の匂 石の刻」で24日まで展示している。置物や壁掛けなど約50点を販売。置物は1500円から。入場無料。午前10時〜午後7時(24日は午後2時まで)。山中さんTEL090・7361・7850
(坂本 勝)
(2011/12/15 09:15)
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