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出荷規格を超える大きさにまで生育したダイコン。農家はやむなく自主廃棄を選択した=たつの市御津町苅屋
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出荷規格を超える大きさにまで生育したダイコン。農家はやむなく自主廃棄を選択した=たつの市御津町苅屋

 鍋物やおでんに欠かせない秋冬ダイコンの市場価格が、全国的な出荷量の増加で値崩れを起こしている。原因は11月の記録的な暖かさと、平年を大幅に上回った降水量。急激に肥大したため、大きすぎて流通に適さないダイコンが続出。ダイコンの国指定産地、兵庫県たつの市御津町の「成山新田」では、自主廃棄する農家も出始めた。

 JA兵庫西などによると、店頭に並ぶ標準的な大きさのLサイズ(1ケース10キロ、10本入り)が、10月初旬では1200円と例年並みだった。ところが11月に入り、全国的に流通量が急増して価格は下落。Lで最も品質的に優れたものでも600円、サイズによっては採算割れとなる異例の値崩れとなった。

 8月下旬から種まきが始まった成山新田の秋冬ダイコン。少雨だった10月から一転、雨が続いた11月に生育が早まり、農家も急いで収穫したが、肥大する早さに作業が追いつかない状況になった。

 廃棄処分を決めた農家男性は「大きすぎて箱に収まらない。価格が経費分にも届かないので出荷はやめた」とあきらめ顔だ。

 カット野菜などを扱う頼みの加工業者もさばききれずお手上げ状態に。秋冬ダイコンの出荷は3月まで続く見込みで、成山新田の生産農家でつくる御津町園芸組合の大西泰文組合長(66)は「全国的に生育が早まり、前倒しで出荷しているので、年明けになれば情勢が変わる可能性もある。事態の推移を見守りたい」と話す。(松本茂祥)

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