社会
関西私大、不況で志願者減 「強い法学部」にも異変
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開始の合図とともに一斉に問題を解き始める受験生ら=1日午前、西宮市上ケ原一番町、関西学院大(撮影・長嶺麻子) |
関西の主な私立大学の2009年度一般入試が1日、始まった。経済不況で多くの大学が志願者を減らす中、公務員試験など不況下で強いとされる法学部の落ち幅が特に大きい。入試関係者は、法科大学院(ロースクール)の評判がいまひとつであることが原因とする一方、「景気悪化があまりに急で、経済学部などからの志願変更が間に合わなかったのではないか」との指摘もある。(霍見真一郎)
この日試験が始まったのは、関西学院、甲南、関西、立命館など。各大学によると、二月入試の志願者は、関西=七万九千二百九十三人(前年度比5%減)▽立命館=七万六千二百三十一人(同9%減)▽甲南=二万二千六百四人(同9%減)-と軒並み減少した。
関学大は、五万九百三十六人(同5%増)と増加。教育学部新設や、理工学部などの学科改編なども影響したとみられる。
大手予備校の河合塾は「試験料負担が大きいため併願数の減少が考えられるほか、受験生の地元志向が都市部の私立大学で特に影響しているのではないか」と分析する。
減少幅が目立つのは、不況に強いはずの法学部。前年度と比べ、甲南26%減▽立命館23%減▽関西13%減▽関西学院(政治学科を除く)13%減-と、全学部の減少幅に対し二倍以上も落ち込んだ。
政治学科で志願が増えたのと対照的に法律学科が減った関学大は「法科大学院の司法試験合格率が全国的に低いことが影響している」と推測。関大は、不況に強いとされる法学部の特徴に触れ、「景気悪化のスピードが速く、法学部への志願変更が間に合わなかったのかもしれない。来年は法学部人気が再燃する可能性もある」としている。
関学大ではこの日、全国二十三都市で試験を実施。西宮市のキャンパスでも、朝早くから受験生が集まった。育英高校の男子生徒(18)は「志望校を絞り込むよう母に言われ、関学一本にした。絶対入りたい」と話していた。
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