社会
国内最古級の涅槃図、復元模写を公開 鶴林寺
公開される太子堂涅槃図の復元模写を描いた高木かおりさんと幹栄盛住職(左)=加古川市加古川町北在家、鶴林寺 |
加古川市の鶴林寺太子堂(国宝)内の須弥壇裏に描かれ、これまで大まかな絵柄しか分からなかった涅槃図(国重要文化財)の復元模写が十二日、同寺に奉納され、関係者らに公開された。十三日から一般公開される。
二〇〇六年、東京芸大大学院で日本画保存修復に取り組む高木かおりさん(33)が、同寺を訪れたことをきっかけに復元模写の制作を始めた。
大きさは実物と同じ縦約百七十センチ、横約百九十センチ。当時の技法で加工した板材に、蛍光エックス線写真で特定した顔料で彩色し、昨年末に完成させた。
涅槃図は、汚れやはく落で全体像が分からなかったが、幹栄盛住職(71)が三十年以上、赤外線写真を撮るなどして解明を続けてきた。東京芸大の有賀祥隆客員教授(68)(日本美術史)は「描線の特徴から、国内最古とされる高野山金剛峯寺の応徳涅槃図(一〇八六年)より古い可能性がある」と指摘している。
復元模写の一般公開は宝物館で三月十五日まで。午前九時-午後五時。入山料一般五百円、小中学生二百円が必要。(三津山朋彦)
(2/12 21:44)

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