社会
姫路城「平成の大修理」 寄付すると瓦に自筆署名
今秋から大修理が始まる姫路城。瓦約1000枚に寄付者の名前が記される=姫路市本町(撮影・岡本好太郎) |
今秋始まる世界文化遺産・国宝姫路城の「平成の大修理」の費用を賄うため、姫路市は市民や企業に募金を呼び掛け、三万円以上の寄付者の中から抽選で約千人の名前を大天守の屋根瓦に記す。「しろの日」の四月六日から受け付ける。
十七日、姫路市内で開かれた「姫路城大天守保存修理検討会」で市が明らかにした。
二〇一四年度まで続く平成の大修理は、大天守を工事用建屋で覆って漆喰(しっくい)壁を塗り直し、傷んだ瓦をふき替える。昭和の大修理(一九五六-六四年)は全額国費だったが、今回は総事業費二十八億円のうち約十億円を市が負担する。
市は寄付を呼び掛け、寄付者の名をプレートに記して工事用建屋内に展示するほか、名簿を城内に永久保存する。三万円以上の寄付者には記念品と瓦への署名の抽選権を寄贈。瓦の裏側に自筆で名前を書き、その瓦を大天守の屋根に使用するという。
三十万円以上はさらに「愛城賞」として表彰するといい、市の担当者は「世界遺産に名を残せる機会はほかにまずない」とPRしている。
熊本城でも「一口城主」の愛称で寄付を募り、昨年までの十年間で約十三億円が集まっている。
また、市は修理用建屋内に設ける工事見学用エレベーターについて、入城料(大人六百円)とは別に課金する方向で検討している。(直江 純)
(2/18 09:20)

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