社会
新型インフル対策 県内医療機関にサーモグラフィー
画面上で体温を瞬時に見分けられるサーモグラフィー=神戸市兵庫区遠矢浜町、神戸検疫所 |
大流行(パンデミック)が懸念される新型インフルエンザ対策の一環で、兵庫県は二〇〇九年度から、感染症患者に対応する県内の各医療機関に、発熱を識別できるサーモグラフィー(熱感知装置)を全国に先駆けて配備する。院内感染を未然に防ぐのが狙い。(今泉欣也)
新型インフルエンザは大半の人が免疫を持たない。そのため、大流行が起きると患者の治療に当たる医師や看護師にも感染が広がり、病院機能を維持できなくなる危険性が指摘されている。
サーモグラフィーは、レンズの前を歩くと体温が色分けして表示され、感染症が疑われる高熱も容易に識別できる。神戸検疫所(神戸市兵庫区)では入国者の感染症チェックに利用。医療機関の入り口などに備え付ければ、感染症の疑いがある患者を一般患者と分け、診察することができる。
県は〇九年度当初予算案に千六百八十万円を計上し、「感染症指定医療機関」など県内の二次医療圏域(十圏域)にサーモグラフィーを一台ずつ貸与。一二年度末までに、専用外来医療機関を含む感染症対応の全三十九施設に配備していく。
また、新型インフルエンザ対策では、入院医療機関に人工呼吸器などを追加配備。ウイルス検査用の機器も一台増やす。
県疾病対策課は「対策を進め、県民の被害を最小限に食い止めたい」としている。
(2/19 08:52)

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