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社会

市政と生活、まず安定を 市長逮捕の宝塚で追加採用試験 

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緊急雇用対策での正規職員追加採用試験に臨む受験者=22日午前、宝塚市東洋町

 霊園整備事業をめぐる贈収賄事件で市長の阪上善秀容疑者(61)が逮捕された宝塚市で二十二日、緊急雇用対策として正規職員の追加採用試験があった。前市長から二代続いた汚職事件に「欠席も考えた」という受験者がいる一方で、厳しい雇用情勢を背景に「自分の生活が先。背に腹は代えられない」という切実な声も聞かれた。

 事務、建築技術、電気技術の三職種で、それぞれ若干名を募集。事務職の二百五十二人をはじめ計二百八十五人が応募した。宝塚市役所などでの試験には十人が欠席し、二百七十五人が臨んだ。

 試験直前の市長逮捕に「憤りよりも試験が中止にならないか不安だった」と話すのは、宝塚市の契約社員の男性(35)。三月で三年間の契約が切れるという。

 伊丹市の男性(27)は、働いている設計事務所から「四月までもたない」と九日に告げられ、急きょ就職先を探している。「自分の今後を考えるので精いっぱい」と悲壮感をにじませた。

 一方、教育関係の会社から転職を考える宝塚市の男性(33)は、市長逮捕に「市民への裏切り。受験をやめようかとも思った」と戸惑いを隠さない。市内在住の福祉施設職員の男性(34)は「市政全体になれ合いの体質があるのでは」と語り、金融会社に勤める男性社員(32)も「役所や議会に不正を許してしまうチェック体制の不備があった」と指摘。「採用されたなら市民の信頼を取り戻せるよう頑張りたい」と、言葉に力を込めた。

(2/23 09:23)


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