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社会

大学がキャンパス内の防犯強化 学生も受け入れ 

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甲南大の正門で目を光らせる警備員=神戸市東灘区岡本8(撮影・大森 武)

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関西学院大が設けた非常通報装置。一部には自動体外式除細動器(AED)も付いている=西宮市上ケ原一番町

 大学がキャンパス内の防犯体制を強化している。兵庫県内では、警備員や防犯カメラの増強に加え、サイレンが鳴る非常通報装置を新設する大学もある。公共の場で相次いだ無差別殺傷事件に加え、中央大学後楽園キャンパス(東京都)で一月十四日に起きた教授刺殺事件で大学側は危機感を募らせる。一昔前なら「大学自治を脅かす監視強化」と紛糾しそうだが、大学側は「むしろ学生に安心してもらっている」と受け止めている。(小林伸哉)

 大半のキャンパスは一般市民が自由に出入りできる。一方で防犯上の死角も。中央大の事件では白昼、トイレ内で男性教授が刃物で刺され死亡。解決に至っていない。

 この事件を受けて、甲南大は神戸市東灘区の岡本キャンパスで警備員の配置を増やし、巡回の頻度をこれまでの約一・五倍に。学内七十五カ所にある防犯カメラは、増やす予定。女子トイレや教室など約三百カ所にある非常通報ボタンについても、男子トイレや研究室への設置を検討中だ。広報担当者は「警備強化で、学生には安心感を持ってもらっているように思う」としている。

 神戸学院大は事件後、警備会社に巡回強化を要請した。神戸・ポートアイランドのキャンパスは「外壁のないキャンパスで、人的警備では限界がある」とし、二〇〇七年の開設当初から防犯カメラなど設備面を重視。「学生から反発は聞いたことがない」という。

 関西学院大学は一年前から防犯体制を見直し、西宮上ケ原キャンパス内の十二カ所に非常通報装置を設けた。ボタンを押せば赤いライトが点灯してサイレンが鳴り、警備員や職員が駆け付ける仕組み。神戸三田キャンパス(三田市)でも本年度中に稼働予定だ。防犯カメラ導入の際は教員の一部には慎重論もあったというが、担当者は「開かれたキャンパスの雰囲気を保ちながら安全を守る時代になっている」と話す。

(2/27 15:45)


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