社会
地デジ特需にえびす顔 UHFアンテナ生産活況
手作業で次々に仕上げられていくUHFアンテナ=小野市樫山町大崎 |
二◯一一年七月に、テレビが地上デジタル放送に完全移行するのを控え、UHF受信用アンテナの生産が活気づいている。住宅の屋根に「魚の骨」を思わせるアンテナ-という懐かしい昭和の風景が復活しそうだ。
現在の地上アナログ放送はVHFとUHFの両方で行われているが、地デジ放送はUHFのみを使用する。
放送機器メーカーのDXアンテナ(神戸市兵庫区)では、UHF放送が始まり注文が殺到した一九七〇年代以来の忙しさといい、昨年から前年比25%増の月間二万五千本の生産が続く。
デジタル放送対応のテレビを買う際、地デジ向けのアンテナに交換する家庭が多く、販売では関東が特に好調。関西では来年後半以降に買い替えが一気に進むとみられ、アンテナ業界は大量の需要に応えるための態勢づくりを急いでいる。
DXブランドを手掛ける小野市樫山町の住本製作所もフル稼働で生産中。住本勝也社長(46)は「不景気で住宅の新築が減る中、ありがたいこと」と“地デジ特需”にえびす顔だ。
移行対象は約五千万世帯と見込まれる上、病院やホテルの切り替えは遅れているといい、増産態勢はしばらく続く見通し。(山崎 竜)
(4/11 10:14)

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