社会
採点ミスは1447人 兵庫県立高校入試
採点ミスの再点検結果について記者会見する大西教育長(中央)ら=20日午後、兵庫県教委(撮影・山崎 竜) |
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兵庫県内公立高校入試の採点ミス問題で、県教委は二十日、今春試験を実施した県立百四十五校(三分校含む)で答案を再点検した結果、84%にあたる百二十二校で採点ミスがあった、と発表した。ミスは千四百四十七人分、計千五百二十二件に及ぶ。いずれも合否に影響はなかった。県教委は今後、過去五年分の受験生約十三万一千人分の答案を再点検。再発防止に向けた委員会を設置し、入試の採点・点検体制を見直す。
合格者の答案でミスがあったのは千三百二十五人分。再点検で七百二十六人が減点された。不合格者の答案では百二十二人分にミスがあり、六十三人が加点された。
不合格者の最大加点は十点。点検後の修正点で受験生の成績順位を入れ替え、再度合否を判定したが、合否への影響はなかったという。合格者の中には、三十点加点したケースもあった。
学校別では、ミスが一人分一件にとどまったケースから、四十五人分五十二件に及んだ例もあった。
内容は、点数の集計ミス=六百四十五件(42%)▽不正解を正解としていた=五百五十九件(37%)▽正解を不正解としていた=三百十八件(21%)。
集計ミス六百四十五件の内訳は、国語百七十四件▽社会百五十三件▽理科百五十二件▽英語百三十五件など、記述問題の多い科目で目立った。
社会では「国連」も正解とすべきなのに、「国際連合」と解答していないため、不正解としていたケースがあった。
記者会見した大西孝県教育長は、二〇〇四年度分からの入試の再点検に関し、合格者を不合格としていた場合は「誠意を持って対応したい」と述べた。再発防止委には、外部の有識者らも参加してもらう。
再点検は、受験生一人の答案開示請求でミスが見つかったことを契機に、県立高校の学力検査を受験した全二万四千八百八十人を対象に実施していた。
一方、神戸市教委も、市立高校で採点ミスがあったため、五年間の保存期間がある過去の答案について再点検する方針。(霍見真一郎)
信じられない数字 長澤憲保・兵庫教育大教授(教育方法学)の話 採点ミスが千件以上とは信じられない数字。少子化で競争倍率が低下し「どうせ合否には影響がない」というたるみがあったのではないか。生徒の将来にかかわる問題だけに、絶対にミスが起きない仕組みづくりを急ぐべきだ。
■問い合わせは県教委
兵庫県教委は、公立高校入試の採点ミス問題についての問い合わせは、各学校ではなく、県教委高校教育課で受け付けるとしている。同課TEL078・362・9444
(4/20 21:21)

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