社会
感染者10代が8割 新型インフル県内発生1週間
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「子どもの健康を守りたい」。手洗いを呼び掛けるイラスト入りのポスターを張る女性教諭=神戸市東灘区向洋町中2、市立六甲アイランド小学校(撮影・長嶺麻子) |
兵庫県内で二十二日午後八時までに確認された新型インフルエンザの感染者百六十四人のうち、高校生を中心とする十代が82%(百三十四人)を占めることが、神戸新聞社のまとめで分かった。感染者が十人以上出た県内の高校は四校あり、集団感染が全体の人数を押し上げている。二十三日で国内初の新型発生が神戸市で確認されてから一週間。専門家は「学校再開後に感染が広がる恐れがあり、注意が必要」と指摘している。
県や神戸市などによると、神戸、阪神、播磨、但馬地域の計十八市町で感染を確認した。市町別感染者数は、神戸市が百三人で最多。中でも北区が三十八人と群を抜いている。年齢は一-六十歳で、男性百八人、女性五十六人。
高校生(高専生を含む)は百二十一人で、全体の74%を占め、生徒や教諭が感染した学校は二十校を超えた。十人以上の集団感染は県立兵庫高校(同市長田区)の四十二人のほか、最初に感染者が確認された県立神戸高校(神戸市灘区)=十七人▽六甲高校(同)=十一人▽神戸村野工業高校(神戸市長田区)=十人。また、関西大倉高校(大阪府茨木市)の感染者のうち十一人が県内居住者だった。
所属クラブが判明した八十二人では、バレーボール部が二十五人と最多で、高校のクラブ同士の練習や試合で感染が広がった可能性が高まっている。教諭の感染は三人。生徒の家族間の感染が判明したのは兄弟間が三例、親子間が二例だった。
また発熱状況が公表された八十六人のうち、73%(六十三人)に三八度以上の熱が確認されたが、発熱せずに感染が確認された人も二人いた。重症例はなかった。
県の調査では、十九日時点で感染が確認された四十二人のうち、症状が残っていたのは四人で、残りの三十八人は回復。弱毒性とされる新型インフルエンザの特性を示している。
患者数の推移に注意 神戸大感染症センターの川端真人教授(国際保健学)の話 新型インフルエンザウイルスは感染力が強いとされ、急速に全国に拡大することも想定されたが、兵庫、大阪以外は散発的だ。神戸まつりの中止や休校措置などの決定が早く、まずは拡大を抑制できたといえる。ただし学校生活は感染が広まりやすく、再開後は再び患者が増加することも考えられる。推移に注意すべきだ。
(5/23 08:54)

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