社会
長期優良住宅 建物で耐震性能実験 三木の施設
柱の接合部が弱い手前の建物が先に損壊、長期優良住宅基準を満たした奧の建物も倒壊した=三木市志染町、E-ディフェンス |
認定が進む「長期優良住宅」の耐震性能を図る建物倒壊実験が27日、三木市の実大三次元震動破壊実験施設(E-ディフェンス)であった。2棟を揺らし、まず、柱の接合部の弱い建物が損壊。接合部の強い優良住宅の建物も最終的に倒壊した。研究者は「与えた地震動が大きすぎたためで、耐震性に問題はない」としている。
長期優良住宅は、耐震性や耐久性に優れた建物が認定され、住宅ローンの優遇措置などが受けられる。実験は、3階建て木造住宅2棟を使用。一方は優良住宅の基準を満たし、もう一方は同じ構造、重さながら柱の接合部を弱くした。
震度6強の揺れを20秒間与えた。接合部の弱い住宅は10秒で1階部分の柱が傾くなど「全壊」並みの損壊。優良住宅は柱は持ちこたえたが、壁に圧力がかかり、20秒を過ぎて倒壊した。
優良住宅は、通常基準の1・25倍以上の耐震性が必要とされるが、今回は1・8倍の地震動を与えた。実験グループの大橋好光・東京都市大学教授は「1・8倍まで耐えられると思ったが、壁が弱かった。基準はクリアしたが、今後データを詳しく分析したい」と説明した。(岸本達也)
(2009/10/28 08:50)

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