社会
還暦野球大会で選手心肺停止 AEDで救命 三田
小西武雄さん |
三田市で開かれた「近畿還暦軟式野球大会」で27日、試合中に心肺停止状態に陥った選手が、別のチームの選手による応急処置で一命を取り留めた。救命講習の経験を生かし、心臓マッサージと自動体外式除細動器(AED)で呼吸を回復。同市消防本部は「失われかけた命が引き戻された。適切に処置していただき感謝している」としている。(横田良平)
還暦野球は60歳以上でつくるチームが対象で、近畿の37チームが26〜29日に熱戦を展開した。
三田谷公園(同市武庫が丘)で行われた川西ジャガーズ(川西市)と桂高校クラブ(京都)の試合中、守備からベンチに戻った川西の選手(70)が「しんどい」と、倒れ込んだ。顔が青白くなり、心臓の鼓動が確認できなくなっていたという。
「AEDが使える人いませんか」との叫び声を聞き、試合を終えてスタンドにいた京都府宇治市、無職小西武雄さん(64)が駆け付けた。
公園備え付けのAEDを使い、電気ショックを与え、心臓マッサージを繰り返した。おなかが動きだし「頑張れ、頑張れ」と呼び掛けながらマッサージを続けた。約10分後、救急隊員が到着したときには、自発呼吸が回復。翌日、選手は意識を取り戻したという。
少年野球の監督も務め、京都市と宇治市の普通救命講習修了証を取得しているという小西さん。「実際に使うのは初めてだった。自分がやっていいのかと迷ったが、責任感で体が動いた」と振り返った。
(2009/10/30 16:02)

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