記事の見出しへ

記事の検索へ

社会

弁護士も就職難 法曹人口増、依頼減で 

写真

 弁護士も「就職氷河期」-。兵庫県弁護士会が行った会員対象のアンケートで、2009年度の司法修習修了者の採用予定を「なし」と答えた会員が8割に上ったことが分かった。弁護依頼など受任件数が減少したとする回答も4割を超えており、法曹人口増に伴う就職難や競争激化が浮き彫りになった格好だ。(飯田 憲)

 アンケートは、今年5月、法曹人口増の影響を調査しようと全会員588人に実施。約18%から回答を得た。

 それによると、09年度の新人弁護士の採用予定について、81人が「なし」と回答。うち57人が「給与が低くていいとしても、採用できない」と答えた。最近の相談や受任件数の分量については、41人が「減少」と答え、「今後、需要拡大が望めない」とする会員も3割に上った。理由として「地方で潜在的な需要があっても、採算と両立しない」「弁護士同士や、司法書士などほかの業種との過当競争になる」といった切実な意見が目立った。

 法曹人口をめぐっては、司法試験合格者を10年までに3千人程度に増やす政府計画により、かつて500人前後だった合格者が本年度は2043人に増加。法律事務所に就職できず、経験もないまま「即独立」を強いられる新人弁護士も増えているという。

 その影響もあって、弁護士の魅力は「今後上がらない」と87人が回答。さらに「人口増で人権活動や労働問題など無償活動が低下する」と86人が懸念を示した。

 兵庫県弁護士会は、司法修習修了者に、法律事務所や企業への紹介など就職を支援しているが、成果は芳しくない。10月中旬、神戸市内の事務所に内定した司法修習生(26)は、司法試験合格直後から約30事務所を駆け回ったといい「同期でまだ内定をもらえない修習生がいる。複数人採用の事務所はほとんどない」。

 宇陀高(うだ・たかと)副会長は「全国的に同じ傾向で、かつてのようにあこがれを抱いて門をたたく業界とは様変わりしている。厳しい現実を覚悟しないと、若手の苦境はこれからますます強まるだろう」と話している。

(2009/11/13 11:25)


洋舞コンクールひょうごの駅伝編集局から 読者から神戸洋菓子職人神戸新聞モバイルJAZZ兵庫の高校野球Live! VISSEL兵庫の医療バナーGPS2みんなの子育て スキップ21丹波竜バナー
47NEWS 参加社一覧
北海道新聞  |  室蘭民報  | 河北新報  | 東奥日報  | デーリー東北  | 秋田魁新報  | 山形新聞  | 岩手日報  | 福島民報  | 福島民友新聞  | 産業経済新聞  | 日本経済新聞  | ジャパンタイムズ  | 下野新聞  | 茨城新聞  | 上毛新聞  | 千葉日報  | 神奈川新聞  | 埼玉新聞  | 山梨日日新聞  | 信濃毎日新聞  | 新潟日報  | 中日新聞  | 中部経済新聞  | 伊勢新聞  | 静岡新聞  | 岐阜新聞  | 北日本新聞  | 北國新聞  | 福井新聞  | 京都新聞  | 神戸新聞  | 奈良新聞  | 紀伊民報  | 山陽新聞  | 中国新聞  | 日本海新聞  | 山口新聞  | 山陰中央新報  | 四国新聞  | 愛媛新聞  | 徳島新聞  | 高知新聞  | 西日本新聞  | 大分合同新聞  | 宮崎日日新聞  | 長崎新聞  | 佐賀新聞  | 熊本日日新聞  | 南日本新聞  | 沖縄タイムス  | 琉球新報  | 共同通信