社会
長田から「第2の鉄人」 ロボット研究所移転検討
最先端のロボット研究の拠点となる旧二葉小学校の校舎=神戸市長田区二葉町7 |
最先端のロボット研究をする新産業創造研究機構(NIRO)の「神戸ロボット研究所」が、神戸・新長田の旧二葉小学校に移転する方向で検討している。新長田では原寸大の鉄人28号が若松公園に登場して人気を博しており、神戸市は、研究拠点を置くことで「ロボットの街」としていっそうの活性化を図る。
旧二葉小は、鉄人28号が立つ若松公園の南約400メートルにある。1929(昭和4)年建設の鉄筋3階建て校舎は、戦災や阪神・淡路大震災にも耐えてきた。小学校の統合と移転で、2008年1月から空き校舎になったが、住民らが保存と活用を要望。市は、地域活性化や人材育成の拠点としての整備を決め、耐震工事などをして来年秋にオープンさせる予定だ。
NIROは川崎重工など大手企業や兵庫県、神戸市が参画する財団法人。ロボット研究所は02年、ポートアイランド2期の神戸キメックセンタービルに開設され、神戸市が進める「神戸RT(ロボットテクノロジー)構想」の中核機関となっている。中小企業と共同で研究や開発をすることが多いため、同市の移転要請を受けたNIROは「地元企業に利用してもらいやすい」と受諾の方向という。
研究の対象は、農業や介護の支援ロボットが中心。鉄人28号のような2足歩行ロボットの研究はしていないが、神戸市工業課は「人気のある鉄人も生かした事業展開を」と期待する。市民向けのロボット展示室や工作教室も検討するという。
また、レスキューロボットを開発する特定非営利活動法人「国際レスキューシステム研究機構」も旧二葉小に移転する予定。同機構も現在はキメックにあり「震災の被害が大きかった長田で、市民に愛されるレスキューロボを開発したい」と話している。(高田康夫)
(2009/11/17 07:30)

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