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社会

路線維持へ、3市に追加支援要請 神鉄粟生線 

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 神戸電鉄が、年間10億円以上の赤字が8年間続く粟生(あお)線(鈴蘭台-粟生)について「企業努力だけでは維持が困難」とし、神戸、三木、小野の沿線3市などに運営面などへ追加支援を求めていることが、関係者への取材で分かった。要請を受けて沿線市は「地域公共交通の活性化・再生法」に基づく協議会を年内にも発足する方針を固め、支援のあり方を含めた路線維持策の検討を本格化させる。(金井恒幸)

 粟生線は1952年に全線開通した。乗客は、マイカー利用の増加などで年々減少し、2008年度はピークの92年度から半減し729万人。赤字は01年度から毎年10億円を超え、08年度は12億7000万円に拡大した。

 04年度からは国や県、神戸、三木、小野市などから安全施設整備などへの補助を受け、09年度までに約9億3000万円に上っている。

 神鉄は昨年、沿線住民向けに粟生線の赤字の現状を冊子にして配布。寄せられた要望を生かして快速電車の復活などを進めたが、不況や新型インフルエンザによる出控えなどが響き、今年4〜9月期は前年同期比4・5%の乗客減(約17万人減)に。「本年度も引き続き巨額の赤字になる可能性が強まった」などとして10月に沿線各市を訪れ、追加支援や協議会設置を求めた。

 協議会は3市や住民代表、県、神鉄などで構成予定。年度内にも活性化策をまとめたいという。

 神戸、三木、小野各市の担当者は「路線存続に向け協議会で対応策を話し合いたい」などとしている。

■法定協議会 2007年に施行された地域公共交通の活性化・再生法に基づいて設置。支援事業が認められれば、国の補助が受けられる。県内では明石淡路フェリー(たこフェリー)など海上交通を維持するために明石市などが協議会を設置している。

(2009/11/20 11:25)


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