東日本大震災の被災地で医療ボランティアとして活動した国際医療援助団体「AMDA兵庫県支部」(明石市)の3人が9日、神戸市中央区東川崎町1のひょうごボランタリープラザで活動状況を報告した。「ストレスによる感染症が多く、入院させる病院が近くにない」などと厳しい状況を説明したほか、ボランティア希望者への助言などもあった。
医療通訳研究会(同区)の主催。3人は仙台市や岩手県釜石市、大槌町の避難所などで活動した。震災翌日の3月12日から派遣された淡路市の鈴記好博医師は「医師の顔を見せて避難者を安心させ、まず話を聞いた」と発生直後の取り組みを説明。さらに26日からの派遣では、集団生活のストレスや体力低下などで増えたせきや熱、下痢など感染症の対応が多かったとし、「入院させる病院が近くになかった」などと医療状況を報告した。
神戸市兵庫区の早瀬麻子助産師は、避難所などで子どもの遊び場や授乳がしやすい場所が整備されつつあるとし、「不安になりがちな妊婦の相談に応じようと、電子メールでやりとりをしている」と話した。兵庫医療大講師の桂木聡子薬剤師はボランティア希望者に対し、「現地で求められていることを支援してほしい」と呼び掛けた。(金井恒幸)
【特集】東日本大震災
(2011/04/10 08:40)
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