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在日コリアンらの交流拠点としてカフェをオープンさせる金信鏞さん(中央)とスタッフ=神戸市長田区若松町3
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在日コリアンらの交流拠点としてカフェをオープンさせる金信鏞さん(中央)とスタッフ=神戸市長田区若松町3

 日韓の摩擦やヘイトスピーチ(憎悪表現)問題などが社会に影を落とす中、在日コリアンの教育環境整備などに長年取り組んできた神戸市長田区の金信鏞さん(61)が、多民族の共生社会を促す一般社団法人「神戸コリア教育文化センター」を発足させた。手始めに手掛けるのは、在日コリアンや地域住民の交流拠点を目指すコミュニティーカフェ。29日、JR新長田駅南でオープンを迎える。(畑野士朗)

 金さんは20年前、子どものいじめをきっかけに「神戸在日コリアン保護者の会」を結成。長田区の蓮池小などで、在日コリアンの子どもに民族教育を行う「オリニソダン」も開講した。

 また、オリニソダンを支援する「コリア教育文化センター」をはじめ、在日コリアンの3世、4世の民族意識が薄れていく危機感から、1世以来の生活文化などを伝える「神戸在日コリアン生活文化資料館(仮称)設立準備委員会」や「長田在日大学」などを設立し、活動を広げてきた。

 ところが、昨今の情勢が金さんに重くのしかかった。日本と韓国の外交上の摩擦が目立ち、街頭ではヘイトスピーチが繰り広げられる。差別排外主義の台頭に、これまでの活動をさらに発展させる必要性を痛感した。

 金さんは、在日コリアンのアイデンティティーを守り、多文化共生社会を目指すため、「保護者の会」を除く3団体の統合を決心。新たな拠点を同区若松町3に設け、語学教室などができる集会所と、地域の日本人と在日コリアンらマイノリティーが集えるカフェをつくることに。店名は「お出かけ」を意味する韓国朝鮮語で「ナドゥリ」と名付けた。

 「いろんな人が肩肘張らずにふれあえ、心が軽くなる空間にしたい」と金さん。スタッフ6人と、通常の喫茶・軽食メニューとコリア料理・伝統茶を用意している。営業時間午前8時~午後10時(29日は午前10時開店)。同センターTEL078・777・2232

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