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 兵庫県北部で16~17日に降った豪雨で、丹波市では31カ所で大規模な土砂崩れが起きていたことが分かった。広島市では20日、土石流で40人超の死者・行方不明者を出した。

【災害生活情報特集】丹波豪雨 交通、生活、ボランティア情報

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 神戸、西宮、宝塚市など周辺人口が200万人を超える六甲山は、広島市の土砂災害現場と同じく、もろい風化花こう岩でできている。山裾に宅地が広がるなど共通点も多く、今後の雨に警戒が必要だ。

 六甲山は、(1)花こう岩に多くの断層が走り、雨水が染み込めば崩れやすい(2)急傾斜地が多く、川が急流(3)山裾に大規模な宅地が広がる‐などの特徴があり、土砂災害に弱い。1938(昭和13)年の阪神大水害では、広範囲に土石流が発生し、約700人が亡くなるなど、過去に大きな土砂災害が53回も起きている。

 土石流などの危険箇所は1050カ所。国管理の砂防ダムは535カ所あるが、整備率は58%にとどまる。

 国が防災対策の前提にするのは、阪神大水害時の雨量462ミリ(3日間の合計)だ。

 だが、8月の台風11号では、六甲山の各地で積算雨量が500ミリを突破。1時間雨量も有馬川で96ミリになるなど、記録的な豪雨となった。

 さらに、お盆の雨で約150ミリが降っており、地盤は大量の雨を含んでいる。台風シーズンは10月末まで続く。六甲砂防事務所の森東哲郎調査課長は「次に強い雨が降ると、危険な状態になる」と注意を呼び掛ける。(木村信行)

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