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クジラの目撃情報のあった場所
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クジラの目撃情報のあった場所
海面に現れた尾びれ=10月28日、姫路市広畑区富士町(読者提供)
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海面に現れた尾びれ=10月28日、姫路市広畑区富士町(読者提供)
工場群近くをゆっくりと泳ぐクジラとみられる動物=10月28日、姫路市広畑区富士町(読者提供)
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工場群近くをゆっくりと泳ぐクジラとみられる動物=10月28日、姫路市広畑区富士町(読者提供)

 兵庫県姫路市の沿岸部で10月下旬ごろから、クジラとみられる動物がたびたび目撃されている。付近は工場や倉庫が立ち並ぶ工業地帯で、漁師らも「これまで聞いたことがない」と驚く。さらに姫路を含む播州一帯の沿岸では、9月中旬ごろからイルカ1頭も出没しており、専門家も「非常に珍しい現象」と注目している。(西竹唯太朗)

 10月28日、姫路市広畑区の広畑港近辺。さざ波が立つと、黒っぽい巨体が海面に近づき、鼻先を見せた。悠々と泳ぐクジラらしき動物。漁師らによると、時折、潮を吹くという。いずれも同一個体とみられ、近くの会社に勤める女性(53)は「職場でも話題になっている」と話す。

 写真を見た須磨海浜水族園(神戸市須磨区)の中村清美学芸員によると、背びれの形などからザトウクジラの可能性が高いという。推定で体長約10メートルで、子どもとみられる。

 ザトウクジラは成長すると、15メートルぐらいになる。外洋性で、夏は餌が豊富なロシアのカムチャツカ半島沖などで過ごし、冬が近づくと沖縄方面に南下する。小規模な群れを形成するため単独で瀬戸内海にいるのは珍しく、中村学芸員は「南下の際に何らかの原因で、はぐれたのだろう」と推測する。

 また姫路、高砂、加古川市の沿岸部では9月中旬以降、背中に傷のあるバンドウイルカ1頭が出没。衰弱した様子もなく、船と並んで泳ぐなどしている。

 同水族園は「生息域が異なるクジラとイルカが近くにいることがまれ。クジラやイルカが船とぶつかると双方危険なので、離れて見守ってほしい」と呼び掛けている。

 情報提供は同水族園(TEL078・731・7301)へ。

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