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客引きの女性を指導する警察官=神戸市内(画像を一部加工しています)
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客引きの女性を指導する警察官=神戸市内(画像を一部加工しています)

 兵庫県内最大の繁華街、神戸・三宮地区などで近年、通行の妨げになる客引きが復活している。キャバクラなどの客引き行為が禁止された2006年以降、県警の摘発強化で減少したが、規制対象外のガールズバーの台頭が背景にあるとみられる。県が制定を目指す新条例は全業種を対象とし、“抜け道”をふさぐことを狙う。

 県内では06年、改正県迷惑防止条例と改正風営法が施行され、三宮や魚町(姫路市)、神田新道(尼崎市)など9地区で、性風俗店のほか、キャバクラやホストクラブの客引き・客待ちが禁止された。

 県警によると、三宮、魚町、神田新道地区の客引き行為の摘発は11年が43件48人だったが、昨年は16件18人に減少。黒いスーツ姿で歩道に立ち、通行人を店に誘った「カラス族」も少なくなった。

 一方、近年目立つのは、女性店員がカウンター越しに酒を提供するガールズバーの客引きだ。県警は09年ごろに店を確認。キャバクラなどに必要な風俗営業許可が不要で、三宮地区では5年前の3倍以上の約100店が営業しているという。女性店員が自ら客引きするケースが多く、三宮では昨年末、一晩で約80人が確認されたという。

 現行ではつきまとうなどの悪質性がなければ規制の対象外。県警も歩道に立つ店員に職務質問するなどして店を指導しているが、悪質な客引きの摘発件数は09年以降、三宮と神田新道地区で数件にとどまる。捜査員は「店員は店に教育され、現行法を認識して堂々と立っている」と話す。

 同様の条例を昨年10月に全面施行した大阪市は、市の指導員が巡回し、運用開始から3カ月で書面指導が23件、勧告が1件に上った。担当者は「客引きの仕事が成り立たなくなり、相当数が路上から居なくなった」としている。(奥平裕佑)

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