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酒井隆明市長(左)に原発対策の提言書を手渡す委員=篠山市役所
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酒井隆明市長(左)に原発対策の提言書を手渡す委員=篠山市役所

 原発事故の際、甲状腺の内部被ばくを防ぐ安定ヨウ素剤について、兵庫県篠山市は17日までに、今秋から希望する市民に事前配布する方針を固めた。同日には、市の第三者委員会が「事前配布を速やかに行うように」とする提言書を酒井隆明市長に提出した。

 同委は2012年、放射線治療が専門の医師や市民らで発足。国や兵庫県が原子力災害対策計画を策定していない中、市が単独でできることを提言としてまとめた。安定ヨウ素剤の配布以外に、自主避難や屋内退避の勧告体制を整える▽市による避難誘導の計画策定-などが柱。

 酒井隆明市長は「医師会との調整や市民への周知などハードルは多いが、篠山市としてできることを進めていきたい」と話した。

 安定ヨウ素剤をめぐって、原子力規制委員会は原発から5キロ圏内の自治体には事前配布を求め、30キロ圏内では同委の判断の下で服用するとの指針を示している。県内では西脇市が備蓄しており、高浜原発から30キロ圏内の京都府舞鶴、宮津市なども保管している。(安福直剛)

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