社会社会shakai

  • 印刷
生きた状態で捕獲された胴長14センチのダイオウイカ=2013年4月、鹿児島県肝付町(県立人と自然の博物館提供)
拡大
生きた状態で捕獲された胴長14センチのダイオウイカ=2013年4月、鹿児島県肝付町(県立人と自然の博物館提供)

 兵庫県立人と自然の博物館(兵庫県三田市)は21日、胴長が10~30センチ程度の若いダイオウイカを世界で初めて発見した、と発表した。鹿児島県と島根県で捕獲された計3個体。水深300~600メートルの深海に生息する巨大イカとして知られるが、3個体は浅い海域から見つかった。未解明な部分が多い成長の初期段階の生態を解明する貴重な資料になるという。

 頭足類に詳しい同館の和田年史主任研究員(38)=海洋生物学=らが論文にまとめ、英国の国際学術雑誌オンライン版に掲載された。

 成体で全長10メートルを超えるダイオウイカは最大級の無脊椎動物。600個体以上が報告されているが、数センチの幼体を除き、胴長1メートル以上の個体しか発見例がなかった。今回見つかった3個体は成長の初期段階にあり、「若体」と呼ばれる。

 2013年4月に鹿児島県肝付町の湾内で、水深約45メートルの定置網に胴長14センチの若体が生きた状態でかかっていた。同年6月には、島根県浜田市沖でも胴長33センチの2個体が同時に捕獲された。和田研究員らが身体的特徴やDNA解析によってダイオウイカと特定した。

 和田研究員は「若年期は浅い海域にも分布し、島根の2個体はペアで行動していた可能性もある。生態の解明を進めたい」と話す。(神谷千晶)

社会の最新

天気(7月26日)

  • 28℃
  • ---℃
  • 40%

  • 29℃
  • ---℃
  • 60%

  • 29℃
  • ---℃
  • 60%

  • 28℃
  • ---℃
  • 80%

お知らせ