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インターネットを1日4時間以上利用する児童・生徒の割合
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インターネットを1日4時間以上利用する児童・生徒の割合

 スマートフォン(スマホ)の長時間利用など「ネット依存」の疑いのある小中高生の割合が、兵庫県内で6・4%だったことが県の初めての調査で分かった。高校生が8・3%と最も高く、1日4時間以上利用する割合も31%に上る。睡眠障害などの健康被害につながるとされ、専門家は注意を呼び掛けている。(斉藤正志)

 調査は小中高生2881人を対象に、県青少年課が7~8月にアンケート方式で実施した。

 「使用時間を短くしたり完全にやめようとしたりすると不機嫌やイライラなどを感じる」「熱中しすぎを隠すためにうそをついたことがある」など8項目を尋ね、5項目以上の該当者を「依存傾向」とした。中学生は6・6%、小学生は1・4%。学年が上がるほど高い割合を示した。高校生のうち、76%は女子だった。

 1日4時間以上の利用者も、中学生19%、小学生14%と、高校生が突出して高い。依存傾向者では、48%と約半数に上った。

 普段から「イライラすることがある」との回答も、依存傾向者は84%。日常生活にも影響が大きいことが分かった。

 一方、約4割の子どもが、保護者とネット利用のルール作りをしていると回答。スマホなどのネット利用を規制する「フィルタリング」については全体の55%が利用していたが、機能は十分に活用されていなかった。

 厚生労働省が中高生を対象に行った同様の全国調査(2012年度)によると、ネット依存が疑われる生徒は8・1%。

 県青少年課は「大人が押しつけて利用を制限するのは難しい。子どもと一緒に危険性を学び、対策を考えてほしい」とする。

    ◇

 11月9日午後2時から、姫路市北条口3の市立総合教育センターで、専門家を招いたネット依存防止対策セミナーがある。無料。同課TEL078・362・3142

 【兵庫県立大環境人間学部の竹内和雄准教授(生徒指導論)の話】

 家族との会話や読書などの時間がスマホに取って代わり、“隙間の時間”もゲームやラインで埋められれば、何となく何かを考えるという子どもにとって大切な時間が失われてしまう。情緒不安定や睡眠不足などの影響も出る。スマホは普及し始めたばかりで危険性の詳細な研究がなく、保護者も子どもも危ないと気付かないまま依存が進行している。子ども同士で対策などを話し合う機会をつくり、その上で大人と子どもが一緒に考えることが大事だ。

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