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ポイントの隙間に入り込むカメ(赤色の円内、JR西日本提供)
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ポイントの隙間に入り込むカメ(赤色の円内、JR西日本提供)
カメが引き起こすポイントのトラブルと解決策のイメージ
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カメが引き起こすポイントのトラブルと解決策のイメージ
ポイントの手前に設置したU字溝(JR西日本提供)
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ポイントの手前に設置したU字溝(JR西日本提供)

 JR西日本管内の線路内で、ポイント(分岐器)にカメが挟まって作動しなくなるトラブルがあり、神戸市立須磨海浜水族園(同市須磨区)とJR西が共同で解決策を考案した。踏切からレールの間に入り込む進入経路を突き止め、ポイントの手前にU字溝を設置。カメがそこに落ちるよう誘導することで、トラブルがなくなったという。

 トラブルは2002~14年度に13件発生。うち7件が五位堂駅(奈良県香芝市)のポイントで、線路脇から進入できないようフェンスの隙間を埋める対策を施したものの、効果が出ていなかった。

 トラブルは全国で起きているが、抜本的な対策はなく、担当者が昨年10月、同水族園に相談。カメの生態に詳しい亀崎直樹・学術研究統括は、カメが線路脇から入ろうとしても、そもそも高さ約15センチのレールを乗り越えられないと指摘した。

 導き出した結論は、踏切から線路内に入り、行き場所を失ってポイントにたどり着く-という経路。今年4月、同駅のポイント手前に幅24センチ、深さ24センチのU字溝を設置すると、ミシシッピアカミミガメ(ミドリガメ)など10匹が保護され、トラブルもなくなった。カメは同水族園で飼育している。

 「カメの事故死を防ぎ、トラブルによる列車の遅延もなくなる画期的な取り組み」とJR西の担当者。今後もカメが多く生息する地域などでの導入を検討する。(小川 晶)

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