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北朝鮮の「水爆実験」を伝えるニュースを表示した大型ビジョン=6日午後、神戸市中央区雲井通7(撮影・小林良多)
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北朝鮮の「水爆実験」を伝えるニュースを表示した大型ビジョン=6日午後、神戸市中央区雲井通7(撮影・小林良多)

 北朝鮮が「水爆実験」を発表した6日、兵庫県内でも憤りの声が上がった。

 北朝鮮による拉致被害者、神戸市出身の有本恵子さん=失踪当時(23)=の父明弘さん(87)=同市長田区=は「北朝鮮はさらに孤立する道を自ら進んでいる」と危ぶむ。母嘉代子さん(90)は「解決が遠のいていく」と肩を落とした。

 北朝鮮は2014年7月、日本人拉致被害者らの再調査について特別委員会を設置。「全体で1年程度」とした調査期限が過ぎたが、全く進展はない。明弘さんは「核実験は世界中から非難されるだろうが、拉致は別問題。日本は拉致解決を強く迫るべき」と訴えた。

 原水爆禁止兵庫県協議会の梶本修史事務局長(67)は、神戸・元町で核兵器廃絶を求める街頭活動の直前にニュースで実験を知った。「核廃絶に向けた世界の世論や努力に反し、断固抗議する」と語気を強め、北朝鮮に向けた抗議文を送る考えを示した。

 広島への原爆投下で被爆した兵庫県原爆被害者団体協議会の岡邊好子理事長(86)=宝塚市=も「まさか、という思い。国内向けに虚勢を張るためにやったのか」と怒りをあらわにした。

 県内の在日コリアンには戸惑いや不安が広がった。神戸市西区に住む男性(62)は「在日社会にとって何一ついいことはない」と批判。その上で「日本など各国と北朝鮮の対話がなくなるのはよくない。平和のために、多様なルートが必要」と話した。一方、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)兵庫県本部(神戸市長田区)は「コメントする立場にない」とした。

 兵庫県は6日午後、関係職員を集め、連絡会議を開いた。日本海で操業する漁船の安全確認や大気中の放射性物質を調べることを報告した。(段 貴則、斉藤正志)

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